タイランド太平記

タイの政治、経済、文化、生活等、自分が興味を持ったことを、自分なりに解釈して書いています。

欧米での海外不動産開発の仕事に20年以上携わってきましたが、アーリーリタイアして、タイに住み始めてもう10年目。
タイに興味がある、タイが好き、将来タイに住みたいという人のために、ジャンルを問わず、不動産のこと以外で思ったままのことをこのブログで書いてみることにしました。
光があれば影があるように、タイにだって悪いところはたくさんあります。
その結果、やはり日本の方がいい、他の外国の方がよさそうだ、と思う人もいて当然であり、人それぞれですが、その判断の参考になればと思います。

生活

タイにクロスボーダーWFHのチャンスが到来!(その2)

WFH3

เมื่อ 20 กว่าปีก่อน เทคโนโลยีอินเทอร์เน็ตในยุคนั้น ได้เป็นจุดเริ่มต้นของความเจริญของประเทศอินเดียในยุคใหม่ ที่ที่รับงาน Outsource อย่างมหาศาลจากสหรัฐ เราจะสามารถเห็นพัฒนาการไปสู่การ WFH ข้ามประเทศได้หรือไม่ที่จะเป็นโอกาสที่สำคัญของคนไทยในยุคโควิด-19

20数年前ืに世界でインターネットが普及し始めた時、アメリカから大量の仕事をアウトソーシングで引き受けたことで、インドの経済発展が始まった。同様に、我々タイ人もコロナをきっかけに国境を越えたWFH(在宅勤務)で経済発展が可能なのではないか?

これが、このコラムの主旨なのですが、以下にその主な内容を抜き出してみます。

1.世界の先進国が今もコロナと戦う中、また、東南アジアの先進国であるシンガポールでさえ、まだコロナのコントロールができてない中、タイは感染者ゼロの日が何日も続いている。従って、安全な国として世界中から住みたい国と思われているし、少なくとも、今のコロナが猛威をふるう間は、彼らにとって夢の国なのである。

2.コロナはデジタルを使った仕事を促進することとなり、
国境や地理的な距離の影響を受けないで多くのサービスの提供ができるようになった。

3.ただし、どの職種もデジタルを使った在宅勤務でこなせるわけではなく、WFHでも効率を落とすことなく行え、かつソーシャルディスタンスで余分にオフィススペースを取られることもなくコストも節減できる、在宅勤務に適した業務というものがあることがわかってきた。

4.タイ人でも有能な人だけが、コロナのコントロールに成功して世界でも最も住みやすい国の一つであるタイに住みながら、世界企業を相手に仕事ができ、国内の労働市場に影響されずに世界から資金をタイに引っ張ってこられるのである。ただし、彼らには世界で求められる能力を有し、かつ英語力が必須であるが。

5.同様に、世界の有能な人たちも、コロナのリスクがなく、世界的な観光地でもあるタイに住みたがっている。

6.
コロナがこれから世界経済の国別番付順位を変えるかもしれないという経済アナリストは少ないが、他の国に比べて、タイがいち早くコロナを制圧できたというアドバンテージは、これからタイがデジタルを使った在宅勤務で経済発展していくチャンスなのである。

とまあ、こんな内容なのですが、実は1か月ちょっと前、ロックダウンで多くの企業が従業員の在宅勤務を始めたころ、私はひょんなことで、あるタイ人女性とラインで知り合いになりました。

彼女はイサーンのノンカーイという田舎町出身で、地元の大学で会計学を学び、バンコクのバンナーの企業に就職して働いています。そして、私の住むオンヌットから2駅先のプンナウィティに住んでいて、今回のコロナによる在宅勤務により、毎日、自宅で朝の8時から夕方5時まで経理の仕事をするわけです。

WFH4
こういう会計や財務の仕事は、誰かと打合せをする必要はあまりなく、むしろ1人でデビクレやキャッシュフローの世界に集中した方が効率が高いので、在宅勤務に向いている業務ともいえます。

そこで、在宅勤務とオフィス勤務のどちらがいいか聞いてみたところ、用があるときはズームを使ったクラウドミーティングで打ち合わせもできるし、同僚と雑談をしたくなれば、オフィスに週に2回ぐらい訪ねていくので寂しくもなく、在宅勤務の方がいいということでした。

(その1)でも書いたように、日本人と違ってタイ人は自由に束縛されないで働くことが好きなこともあり、タイではこれからはこんな人が増えてくるのだと思います。

中国人の人気

ちなみに、不動産市場についてもこれは同じことのようで、数年前までは中国人投資家にとってタイは4番目とか5番目の人気国だったのですが、今は不動産投資したい国の1位になっていることからも、コロナをコントロールできたタイは安全で住みやすい国だと思われているようです。

従って、再び中国人が自由にタイにやってこられるようになった時こそ、今の不動産市場が底を打ってリバウンドし始める時ではないかと思います。つまり、コロナで市場全体が値下りしている今、彼らの目には、タイの不動産を買い漁る絶好のチャンスと映るのだろうと思うのです。

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タイにクロスボーダーWFHのチャンスが到来!(その1)

WFH2
今日のグルンテープトゥーラギットに興味深いコラム記事が載っていました。

今回のコロナ危機を無難に乗り切った、もしくは乗り切りつつあるタイ人たちにとって、テレコミュニケーションを駆使した国境を越えたWFH(Work From Home=在宅勤務)という大きなチャンスが巡ってきているというものです。

WFH1

ところで、日本ではテレワークという言葉が馴染みやすいのでしょうが、実はテレワークはもっと広義の働き方であり、WFHはテレワークの1つです。

タイは、高学歴の人でも大企業でハードに働くよりも、むしろ、時間にとらわれず自由にリラックスして仕事をすることを好むという労働文化であり、それが実現できる労働環境もそろっています。

従って、テレワークであっても、サテライトオフィス等でほかの同僚と一緒に勤務するのであれば、普通の会社勤務とあまり変わらないので、やはりWFHを重視します。


ちなみに、欧米人もタイ人に近い価値観を持つようで、実際、次の表のようにバンコクだけでなく、チェンマイやプーケット等が、リモートワークをしながら住みやすい場所として世界でトップの人気があります。

ベストシティ13

また、その理由が、タイには貧困を感じさせない生活環境があることが評価されているそうです。

ブルームバーグ
さらに、欧米人の場合、タイのビーチリゾートにはリタイアリーも多いですが、バンコクにはデジタルノマドと呼ばれる働き盛りの連中が多く住んでいて、起業がしやすくシェアオフィスの環境も整っていることから人気があります。

スタートアップ

shared office

そんな中、彼らもタイでの生活を楽しみながらリモートワークで仕事をしているわけですが、その考え方はタイ人に近いようです。

一方、日本人はちょっと違っていて、今回のコロナによる外出自粛により、多くのビジネスマンが自宅勤務を余儀なくされたところ、自宅勤務では家族の邪魔が入ったりしてあまり集中できず、たとえ通勤時間がかかっても、やはりオフィスで働く方が効率がいいと考えている人の方が多かったという記事を読みました。

この辺が、ワークライフバランスのとれた労働環境を重視するタイ人や欧米人と、良くいえば、チームワークを重視する、悪くいえば、独りぼっちで置いてきぼりにされるのを嫌い、みんなと一緒に働いてないと落ち着かない日本人との文化の違いではないかと思ったりもします。

また、私がロンドン駐在だった頃も、一流企業ほど日本人駐在員の多くが、いつも日本の本社を向いていたのですが、日本人は組織の中の一員という意識が非常に強いということだろうとも思います。

さて、前置きが長くなりましたが、次回はこのコラム記事の内容を紹介してみます。

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タイで広がる「善意のクーポン券」

善意のクーポン1
前回、タイ全体で広がっている「トゥーパンスク・幸せのキャビネット」のことについて書きました。これはもともと欧米で始まった運動で、それがタイでも受け入れられて全国的に広がったのですが、中のものを心無い連中に盗まれてしまうという問題もありました。

善意のクーポン券6
もっとも、そんなリスクがあることは、みんな最初から承知していたことなので、これが原因でやらなくなったということでは全然ないのですが、チュラロンゴン大学の学生たちが別なやり方を考え出したところ、これがタイ国内で広がりつつあります。(注:マヒドル大学の学生が始めたという記事もあります)

善意のクーポン券2
最初は、彼らが少額の資金を出し合って手作りのクーポン券を作り、それを路上の屋台や食堂の店先に貼らせてもらい、お金がなくて食べ物も買えない人がやってきたら、その店先でクーポンを引きちぎって渡せば食べ物と交換できるというものでしたが、これが広がっていったのです。

善意のクーポン券5
ところで、先の「幸せのキャビネット」は生活に困っている人が食べ物を得られるというメリットがあるだけです。

一方、実はこの「善意のクーポン券」には、ロックダウンで多くの人たちが収入がなくなり、屋台飯を買うことができなくなった結果、その屋台のオーナー達も生活に困ってしまうという共倒れのような状況になっていたのも助けるという2つのメリットがあるのです。

善意のクーポン券4
つまり、屋台のオーナーはこの写真のように、善意のクーポン券を購入してお金を寄付した人から前もって代金をもらえるので、
収入になるわけです。

これであれば、店主の前で食べ物に困った人が自分の分だけのクーポン券をちぎって渡すわけですから、
夜中に全部盗まれることもありません。

コロナの影響はこんなところにも!(その2)」で生活苦のために2人の子供を置いて自殺した母親のケースを紹介した時に、「政府の、我々は誰も見捨てない、はずの支援も、その申し込みがネットでやることになっているので、スマートフォンも持ってないような貧乏な人は申請も難しいらしく、こうやって洩れる人もいるのだろうと思います」と私も書きましたが、このチュラロンゴン大学の学生たちも、仕事がなくなってホームレスになった人や80歳を過ぎたような高齢者たちで、政府の支援の申請さえもできなくて漏れてしまった人を助けるために始めたということです。

今ではこれが全国に広がって、屋台の前を通る通行人などが立ち止まって、クーポン券を購入して寄付をしてくれるようになっているそうです。

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”ビッグトゥ”大いに怒る

ビッグトゥ
Prime Minister Prayut Chan-o-cha has condemned those who emptied "pantries of sharing" and abused the public's goodwill, saying it must not be allowed to happen again.
プラユット首相は、生活に困っている人達のために市民が寄付した品が置かれているキャビネットから、食料等を盗み出し、その善意を踏みにじった連中に対し、こんなことを二度とするな、と厳しく非難した。

直訳するとこんな感じになってしまいますが、これだけではわからないので、もう少し説明を加えます。

パントリー2
今回のコロナの影響で生活苦に陥った人のために、市民が食料や衣料品を持ち寄って
ตู้ปันสุข(トゥーパンスク)、幸せの共同キャビネットとでも訳すのでしょうか、この写真のような小さなキャビネットに入れて路上で保管し、必要な人に持ち帰ってもらおうという動きが全国で起こっています。

簡単にいえば、日本の助け合い共同募金と似たようなものですが、地域住民の人たちがお金でなくて食料品などを寄付する、地元密着型の助け合いなので、もっと実感がわく助け合いだと思います。

しかし、これを狙って車やバイクで乗り付けて根こそぎ盗んでいく事件が各地で起こっているのです。

パントリー5
最近は、警察も出てきて、巡回したりしているようなのですが、夜中にきて全部盗まれたらもうわかりません。犯人にしてみたら、路上に置いてある鍵もかかってないキャビネットから寄付の品々を盗み出すのですから、いとも簡単なことです。

パントリー1
こういう心無い行いに対して、プラユット首相が、二度とこんなことをするなと怒ったという記事なわけですが、残念ながら、どこの世界にも他人の善意や困っている人の心の痛みがわからない、身勝手なことをする連中はいるものです。

中に入っているものといえば、水やママーと呼ばれるインスタントラーメンなどですが、そんなものでもまとめて全部盗めば、いくらかのお金にはなるのでしょうが…。

パントリー3
こういうところが、タイはまだ貧乏な国なのだなあと感じさせられる反面、タイ人はそれだけ敬虔な仏教徒であり、近所同士の助け合いやタンブンの心があって、この国の良さもわかります。

パントリー4
今回のプラユット首相の怒りは全くごもっともですが、こういう人間臭いところは悪くないですよね。日本でもし、こういうことが起こったとしても、安倍総理がいちいちこんな細かいことに怒るとは思えません。

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タイのブーズ業界、剛腕で政府を土壇場で動かす

酒類販売許可
昨夜、突然、政府からの発表で、明日からお酒の販売が許可されました。

酒類業者の陳情
ちなみにブーズとはアルコール飲料全般のことをいいます。つい2日前に、「お酒の販売禁止は5月末まで再延長!」でも伝えましたが、上の写真にあるように巨額の税金を納めるブーズ業界が、かねてからお酒の販売を解禁するように政府に圧力をかけていました。

しかし、それにもかかわらず、政府が販売禁止期間を5月末まで延長したことで、納得のいかないブーズ業界はその後も政府と執拗な交渉を続けているとは聞いていましたが…。

そして結局は、プラユット首相も彼らの剛腕に屈したというところだと思います。
もっとも、今回のように朝令暮改でアナウンスがころころ変わるところがタイであり、まだ今日1日残っているのでまたひっくり返ることもあるかもしれませんが…。

ただ、これにはプラユット首相のサインもされているということなので、その可能性は多分なさそうです。しかし、数日したらまた禁止になるかもしれないので、早めに買い置きだけはしておいた方がよさそうです。

酒類販売許可3

The decision represents a u-turn by the government, which said earlier this week that the alcohol ban would remain in effect until May 31.
「この決定は、つい先日、アルコール飲料は5月31日まで販売を禁止すると発表したばかりの政府のUターンである」

今回の突然の方針転換には、バンコクポストも“Uターン”という表現をして、土壇場での180度方向転換にあきれているという感じですが、まさに私もそう思います。

酒類販売許可2
さて、これが今回、政府が発表した官報のその部分ですが、それを抜き出すと、下の文章になります。

สำหรับร้านอาหารหรือเครื่องดื่ม ซึ่งจำหน่ายสุรา ให้เปิดได้แต่ห้ามการบริโภคสุรา หรือเครื่องดื่มที่มีแอลกอฮอล์ในร้าน

これを私が直訳すると、「アルコール類を販売する食品もしくは飲料の店は店を開けることができるが、アルコール飲料を店内で飲むことは禁止する」とあるのでややこしいですが、レストラン等の飲食店ではアルコールを出せないが、酒屋等で買って家に持ち帰るのであれば許可するということだと思います。


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タイでも続発するロックダウン・スイサイド

コロナ自殺
Investigating officers suspect the man was driven to kill himself after suffering stress during the pandemic and lockdown – a pattern seen in a string of suicide cases across the country.

昨日の朝、ラムカムヘーン地区にあるコンドミニアムの31階から40代の男性が飛び降り自殺したという記事が出ていました。

警察によると、ロックダウンによる精神的ストレスが原因となって、最近、タイ国内のあちこちで起こっている一連の自殺の1つであろうとのことです。

自殺未遂
自殺の理由には、精神的ストレスだけでなく、前回このブログで取り上げたイサーン地方の子供を抱えた母親が自殺した例や、このチェンマイのレストラン経営者のように、失業や収入減による生活苦、将来への不安といろいろあると思います。

こういった自殺が、最近タイ国内で続発しているということであり、まだ1カ月とはいえ、個人経営の小規模業者が多いタイの場合、ロックダウンの影響は日本以上に厳しいものがあります。

イギリスの例

そこで調べてみると、イギリスでも厳しいロックダウンにより自殺者が急増しているという、以下のTimes of Londonのコメントがありました。

「イングランドとウェールズは、1週間で 1万6,387人という記録的な死亡数となり、この時期の平均よりも6,000人死亡数が多かった。このイギリス国家統計局の数値は、2005年に英国で記録が開始されて以来、最大の週別死者数だが、多くは新型コロナウイルスによって死亡したのではないことが示されており、これらの死亡者のうちの約半数だけが新型コロナウイルスに起因した死だった。
 専門家たちは、新型コロナウイルス以外の死者数のあまりの増加にショックを受けており、ロックダウンが英国の人々の健康に意図しない結果をもたらしている可能性があることへの懸念を表明した」。

そういう意味では、日本がぎりぎりまでロックダウンを遅らせたこと、ヨーロッパのように厳しいロックダウンでなくタイやアメリカと同じ、もしくはそれより緩いソフトロックダウンであることは、間違ってはいないのかもしれません。

特にメンタルにデリケートな日本人は自殺が多い国民性ということもあり、厳しいロックダウンは精神的にストレスを与えるので危険です。


ところで、タイでは3月26日の非常事態宣言からちょうど今日で1カ月が経ちましたが、私も含め、自殺まではしなくても、ほとんどの人がもううんざりしていると思います。

そして、最近は1日の新規感染者も20人を下回ってきていることもあり、4月30日の政府のロックダウン解除を心待ちにしているところです。

ロックダウン解除
"The government has always had two things in mind. Keeping people healthy is the primary concern, and the secondary concern is to keep the economy running. The government must come up with measures to address these two issues, though it has to spend the money carefully so that it will not be in trouble in the future" Gen Prayut said.

しかしながら、「感染者が減ったからといってロックダウン解除の理由にはならない。国民の健康が最優先、そして次が経済活動。また、政府には予算もないので慎重な判断が必要」という昨日のプラユット首相のコメントを読む限り、少なくともバンコクで5月からのロックダウン解除はなさそうです。

ちなみに、政府の説明によると、感染者が1人出ることで国が負担する費用は100万バーツとのことで、すでに2,000人以上が感染した結果、20億バーツ(70億円)以上の費用がかかっていて、政府にはこれだけの予算がないこともあって、借金をしなければならないそうです。

まだこれからもロックダウンは続き、自殺者も増え続けるのかもしれませんが、何としても感染者を増やしたくない政府の台所事情もわかります。

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   プロフィール

藤澤愼二 ฟุจิซาวะ ชินจิ

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