タイランド太平記

タイの政治、経済、文化、生活等、自分が興味を持ったことを、自分なりに解釈して書いています。

欧米での海外不動産開発の仕事に20年以上携わってきましたが、アーリーリタイアして、タイに住み始めてもう10年目。
タイに興味がある、タイが好き、将来タイに住みたいという人のために、ジャンルを問わず、不動産のこと以外で思ったままのことをこのブログで書いてみることにしました。
光があれば影があるように、タイにだって悪いところはたくさんあります。
その結果、やはり日本の方がいい、他の外国の方がよさそうだ、と思う人もいて当然であり、人それぞれですが、その判断の参考になればと思います。

タイ

今回のウィクリートはアジア通貨危機を超えた?

コロナ危機1
ウィクリート・ムアンタイ(タイの危機)はまだまだ続く」に続いて、これも経済危機に関する話題ですが、バンコクでは大手のビューティクリニックが破綻したり、道路わきの屋台までが営業を止めたりと相変わらず状況は悪化しています。

私の住むオンヌットのコンドのすぐ隣、スクムビット79をちょっと入ったところに、いくつものイサーン料理やピザの屋台が中央広場のテーブル席を取り巻くフードコート形式のビアガーデンがあり、地元に住む人たちの隠れ家的なところなので、以前は私もよく通っていたのですが、
ここも閉鎖されたままです。

オンヌットはここ数年、日本人や欧米人の住人が急増していて、このビアガーデンも客の半分近くが地元住人の外国人客で混み合っていたのに、今も閉まったままなのですから、やはり、状況はよくないのだろうと思います。

このあたりに住む欧米人の多くが現地採用の英語教師というのもあると思うのですが、彼らは月収6~7万バーツ程度で15,000~18,000バーツの1ベッドルームを借りて住むのが一般的です。

私のコンドでも1ベッドルームに住む一人住まいの欧米人が多いのですが、以前書いたように、かつて私が通っていたバンコク最大規模のタイ語学校が閉校してしまったのと同じく、英語学校も狭い教室に多くの生徒が集まって大きな声で話すわけですから、今の時期は生徒の数が減って経営環境は決して良くないと思います。

そんなわけで、この辺も失業や減収となった外国人の消費支出が減ってしまった結果、ビアガーデンの経営者も再開を見送っているのかもしれません。

コロナ危機3
さて、今回のコロナ経済危機では、特に製造業部門でアジア通貨危機以上のダメージを受けているとのことで、今年上半期の半年で4,458もの工場が稼働を止めたり閉鎖された結果、340万人が失業したそうです。

さらに、今後失業者はもっと増加し800万人以上にも上るという予測も出ていて、今年だけでなく、来年も経済回復の見通しは立っておらず、まさに泥沼状態です。

人口が6,900万人といわれるタイは農民が多く、これに老人と子供を除いた就業者数はせいぜい3,500~4,000万人ぐらいではないかと思うのですが、そこで800万人もの失業者が出た場合、これはもうとんでもない失業率です。

コロナ危機2
そんな中、政府のBOI(Board of Investment)も、タイの企業就業者全体の78%をも占めるSME(Small and Medium Size Enterprise)、いわゆる中小企業の破綻や廃業を何とか食い止めようとしているのですが、そもそも彼らの仕事は、外国からの投資を呼び込んでタイの企業活動を推進することです。

しかし、一方で
政府は外国人投資家の入国を今も禁止しているのですから、これには無理があります。そんなわけで、これからもますます経済悪化と失業者の増加が続きそうで、本当にアジア通貨危機を超える大不況がやってきつつあるのかもしれません。

従って、全く出口の見えない今のような状況下では、無謀な投資や新規ビジネスのスタートは様子見として、次のチャンスを待った方がよさそうです。

なお、著書では詳しくその経緯を書いていますが、私も2018年10月、不動産市場の悪化を察知して、当時、投資として持っていた4物件の売却に入り、運よく昨年末までにすべて「出口」を終えることができました。

もちろん、その時点でコロナ不況が起こるなど想像もしていませんでしたが、運よく今はキャッシュポジションを高めているので、次の投資チャンスを狙っているところです。

しかし、こんな先の見えない状況下での投資は底値買いとはいえず、ただの無謀でリスクが高いだけの投機でしかないと考えるようになり、次の不動産投資は早くても来年まで見送ろうと思っています。

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またもや延長された非常事態宣言

経済復興1
タイのBOIは上の写真のような経済復興キャンペーンの展開を始めましたが、コロナを制圧できた国として世界から称賛されるだけでなく、経済の復興でも世界をリードする国になろう、というスローガンです。

経済復興2
またも政府の自画自賛かという印象を持ってしまいますが、一方で「ウィクリート・ムアンタイ(タイの危機)はまだまだ続く」で書いたように、中小企業の資金繰りがますます悪くなりつつあります。


そして昨日、タイ政府は非常事態宣言を8月末までさらに延長しました。つい数日前、学生たちによる反政府運動が起こったこともあり、こうなると、集会活動を禁止する非常事態宣言は政府にとって、切り札として是非持っておきたいところだと思います。

しかし、「政治的混乱でタイ経済はまたも悪循環に突入か?」で書いたように、非常事態宣言がある限り、人々の生活への不安と警戒心を触発し、それに伴う消費支出の低迷が続くことになるので、この分ではまだまだ経済回復は程遠い状況です。

最近、失業者は今後500万人にも達するとの予想も出ていて、周辺のASEAN各国に比べても、タイの経済的なダメージは大きいとのことです。

以下はタイ中央銀行の最近のコメントですが、タイ経済の状況は、これからもさらに悪くなっていくような印象を受けます。

The Thai economy is expected to fall further than many in the region this year, with worse to come in the second quarter before it gradually recovers, he said, forecasting the economy could return to pre-Covid-19 levels by the end of next year.
タイ経済は今年、周辺各国に比べても悪化すると予想され、コロナの感染が始まる前の水準に戻るには来年末までかかる。

“The central bank’s biggest concern is employment, because the Covid-19 pandemic has adversely affected the labour market in both the services and manufacturing sectors, where large numbers of workers were laid off,” he said. Even if the pandemic situation improves, many workers may not be able return to work, he warned.
中央銀行が現在もっとも懸念しているのは、コロナによりサービス業と製造業の両セクターで急増しつつある失業者である。しかも、たとえこれからコロナの問題が改善しても、多くの失業者が仕事に戻れない可能性もある。

Meanwhile, Somkiat Tangkitvanich, president of the Thailand Development Research Institute, predicted a rise in the number of poor along with a deterioration of the government’s fiscal position in the next five or six years.
タイランド・デベロップメント・リサーチによれば、政府の財政悪化により、今後5年から6年はタイの貧困層の数が増加すると予想している。

こんなことが中央銀行を始め経済の専門家によって指摘されていて、ちょっと先が読めなくなってきていますが、こういう時はやはり「Cash is King」であり、
下手に事業や投資には手を出さず、今はじっと状況を観察するべきなのかもしれません。

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政治的混乱でタイ経済はまたも悪循環に突入か?

経済動乱1
タイで生活する我々日本人にとってはうれしいことですが、7月に入ってからの2週間ほどでタイバーツの独歩高にブレーキがかかり、明らかに反転を始めました。

しかし、実際にはこれはあまりうれしいことではなく、その原因が、ソムキッド副首相とウタマ財務大臣を含む政府の主要な役割を担う計5人が辞任するという噂で始まったもので、国際為替市場がこれからの政治的な混乱を予期してバーツ売りに入ったからです。

経済動乱3
もともと、ソムキッド副首相とウタマ財務大臣はその経済手腕が買われていました。以前、タイの新聞では、ソムキッド副首相は今の政府の厳格な外国人入国規制に対しても、タイ経済復興のためにもそろそろ緩めて開国するべきという姿勢で、トラベルバブルにも賛成してい
たのを覚えています。また、日本を含む自由貿易協定のTTTPへの参加にも積極的でした。

一方、ウタマ財務大臣は「ラウマイティンガン・我々は誰も見捨てない」の政策執行で陣頭指揮をとったことから、タイ国民にもよく知られています。

この人たちが派閥争いで辞任に追いやられたわけですから、次の後任者次第では、「コロナ制圧を自画自賛するタイ政府は韓国と同じ?」で4回にわたって書いたような、それこそコロナ制圧だけやってそれを自画自賛するしか能がない、もっとひどい政府になってしまうかもしれません。

経済動乱2
偶然ですが、今日のThe Nationで私と同じことを書いているコラム記事が載っていました。このままではいつまでたってもタイ経済は回復できないというもので、全く同感です。

Thailand should overcome concern of a second wave of Covid-19 and instead relax restrictions on foreign investors and tourists in order to shore up its falling economy,
say a prominent investor and leading economist.
タイ政府はコロナ感染の2次波への恐怖を克服するべきだ。そして、外国人投資家や観光客に対する入国規制を緩和し悪化が続くタイ経済を回復させるべきだ(著名な投資家やエコノミストの談)

The government has maintained the state of emergency, arguing that it is needed to deal with a possible second-wave contagion. However, critics say the strict measures are hurting small businesses and low-income groups, while pro-democracy groups accuse the government of using the emergency to suppress political opposition.
政府は非常事態宣言をいまだに解除しておらず、表向きの理由はコロナの2次感染波に備えるといっているが、実際には反政府支持層の活動を抑え込むのが目的である。しかし、この非常事態宣言こそが国民の消費の減少を引き起こし、中小企業や低所得層を苦境に立たせているのである。

まさに、これまでこのブログで書いてきたことと同じですが、来月、プラユット首相は内閣再編成をするようなことをいっています。

多分、事態は好転どころか悪化し、またしても政治と経済の間で悪循環が始まりそうです。となれば、経済回復もさらに遅れることになるし、同様に、不動産市場も回復から程遠くなります。

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ウィクリート・ムアンタイ(タイの危機)はまだまだ続く

経済危機1
先日、私がタイに来てから3年以上にわたり、ほとんど毎日通って勉強していたタイ語学校が破綻しました。

UTLといって、生徒数300人以上を誇る、バンコクでも最大級のタイ語学校で、規模が大きいだけに、上級クラスでは毎日の新聞を読んでいくコースや、タイの社会問題を勉強するコースなど、そのカリキュラムは普通の語学学校の域を超えた充実度でした。

ここでタイ語を学んだ日本人も多いと思いますが、私の場合、新聞のクラスは毎日題材が変わることから、20日間、60時間のコースを十回以上も取って勉強したものです。その結果、今はタイ語の新聞も何とか読めるようになったし、特に不動産記事については、ほぼ抵抗なく読めるようになれました。

また、もう1つのブログ「バンコク コンドミニアム物語」でも、このタイ語のおかげでターンセータギットやグルンテープ・トゥーラギットといったタイの経済紙からの情報をよく取り上げています。

ちなみに、最初の著書である「バンコク不動産投資(基礎編)」でも「タイ語って簡単?」という章で、この学校のことやタイ語について書きましたが、それだけに、この学校の破綻には感慨深いものがあります。

経済危機2
さて、先日、プラユット首相が経済回復、特にSME(中小企業)の支援に注力するべく、経済閣僚だけでなく各界のビジネスリーダー等を含めて対策を協議したと書きましたが、現地で見ていると、UTLのような教師を含め従業員が30名ほどの中小ビジネスにとっては、コロナ不況から抜け出す光もまだ見えてないところが多いようです。

タイ人には企業で働くよりも自分で事業をやりたがる傾向があり、どうしても中小が多くなります。これが今、多くの生活困窮者を出す一因にもなっているのですが、例えば、女性の間で人気ナンバー1がヘアサロンの開業です。

この業界はロックダウン解除で1か月以上前に営業再開が認められたにもかかわらず、私の知っているタイ人女性が勤める従業員5人ほどのサロンなどではほとんど客足が戻ってきておらず、とうとう今月いっぱいで店を閉めることになったそうです。

「ラーンタットポム(髪を切る店)」と呼ばれる散髪屋は、美容室と違い男性、女性の需要がコンスタントにあるのでそうでもないようですが、タイのヘアサロンは欧米のようなユニセックスではなく、女性専門です。しかもタイ語で「ラーンサームスアイ(美しさを増す店)」と呼ばれるように、ファッションとしてヘアスタイルを気にする女性が主たる客層であり、ビューティクリニックを含めこういう美容業界全体で、不景気によって顧客の収入が減った結果、客足が遠のいているそうです。

それなりの規模で体力のある企業に勤めるサラリーマンが多い日本社会と違い、個人経営の事業が多いタイでは、こういうところにも経済基盤のもろさがすぐに出てしまいます。

ところで、このコラムのキャプションで使っているタイ語の「ウィクリート」とは、「危機、クライシス」の意味ですが、最近はよく新聞等で見かける言葉なので、覚えておいた方がいいです。

そして今、まさに中小規模のビジネスの多くがこの
ウィクリートのさなかにいるわけです。

私も先ごろまでは、年末には外国人観光客や投資家もタイに戻り始め、来年には不動産市場もやっと底を打ちそうだというのが個人的なガッツフィーリングでした。しかし、タイ政府が今後も今の鎖国状態を続けるということになれば、外国人投資家が戻ってこない不動産業界もまた、暗くて長いトンネルから抜け出せなくなりそうです。

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鎖国か、開国か、今週タイ経済の明暗が決まる?

経済支援1
タイのGDP収縮は世界でワースト3(その2)」の中で、今月10日、プラユット首相は、いよいよタイ経済復興に向けて経済閣僚と協議する予定だと書きました。しかし、首相は急遽それを延期し、代わりに経済閣僚だけでなく、経済アドバイザーやビジネスリーダーを含めた協議を行いました。

ちなみに、今後は政治家だけでなく、民間からの意見をも聴きながら経済の政策運営をしていくことにしたそうで、これがこれからのニューノーマルになるそうです。

一方、8月から開始予定であったトラベルバブルは日本や韓国で第2次波が出てきていることから、延期される公算が大きくなってきました。

ただし、これについては、一部の報道では延期が既に決まったかのように書いているところもありますが、私がThe Nationの記事を読む限りは、交通大臣が今週中に決めるといっているということもあり、まだ決定ではないように思えます。

ところで、「やがてタイ経済の没落が始まる(その2)」で書いたように、タイの工業生産で日系企業は大きな比重を占めます。

そして今、このまま日本人ビジネスマンがタイに行けない状況が続くと、ビジネスに与える影響が非常に大きいことから、日本のビジネスマンの入国を認めるようにとの実質的な圧力がかかっていて、タイ政府としても対策を迫られているようにも見えます。


経済支援2
The move comes after Japanese business people advised the Board of Investment that they want to enter Thailand to run their existing businesses here.
(BOIに対し、タイでの事業を推進するために日本人ビジネスマンを入国させてほしいという
日系企業からの要請に対し、交通省の大臣は今週中に結論を出すと表明)

実際、外国人の入国禁止を続けることによるタイ経済への悪影響は計り知れないものがあり、現地の日系企業への影響だけでなく、観光関連業界や航空業界も赤字にあえいでいるわけですから、経済回復を模索する一方でトラベルバブルは延期、というのは矛盾してもいます。

結局のところ、タイ政府にとってみれば、国民の健康と安全を最優先し、このまま外国人を締め出して鎖国状態を続けるのか、それとも開国してドイツや日本のようにリスクを取ってでも経済回復を支援するのかという分かれ道に来ているのであり、今回、政府がどういう結論を出すかで、今年後半のタイ経済、そして株や不動産市場の行方も見えてくると思います。

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タイのGDP収縮は世界でワースト3(その2)

GDP4
ところで、今週の10日、プラユット首相は経済回復策について経済閣僚たちと協議するようで、政府関係機関も、次第に経済回復に重点を置き始めてはいます。

しかし、経済紙ターンセータギットによれば、今月末に発表される4月~6月の第2四半期GDPは、まさにロックダウンのさなかにあったことから、二桁台の落込みになると予想しています。

その上、これまで行われてきた農家や失業者に対する給付金が7月末で終わることから、8月以降は個人消費が減少し、
7月~9月の第3四半期の経済はもっと悪化するということも指摘していて、当面、景気が上向く兆しがありません。

GDP3
さらに、UNCTADは、観光依存度の大きいタイのような国はワイプアウト(破綻)する可能性があると指摘しています。観光大国でもあるタイの場合、観光収入が世界でもトップクラス、アジアでは中国や日本を抑えてトップの座を維持してきた実績を持つだけに、その落込みがGDPに与える悪影響も大きいのです。

また、彼らによれば、海外旅行の場合、100万ドルの観光収入減は、関連産業への影響も含めると、実質的に200万から300万ドルの国内収入減につながるということです。

GDP6
一方、これに対し、タイ政府も今回の経済対策で旅行産業と個人消費の刺激策として220億バーツを注入する計画のようです。

しかし、そもそも論として、海外からの観光客を早急に受け入れられるようにしなければ、いくら資金援助をしてもあまり効果はないかもしれません。

UNCTAD estimates show that in the worst-affected countries, such as Thailand, Jamaica and Croatia, employment for unskilled workers could drop at double-digit rates even in the most moderate scenario. Meanwhile, in terms of wages for skilled workers, the steepest drops were seen in Thailand (12 per cent), Jamaica (11 per cent) and Croatia (9 per cent) in the most optimistic scenario.
「観光産業に依存するタイでは、
コロナの影響を最も大きく受けた結果、非熟練労働者の雇用が少なくとも二桁台で減少する。一方、熟練労働者の収入も、もっとも楽観的なシナリオでも12%も減ってしまうと予想される」

すなわち、UNCTADによれば、実はタイが今回のコロナの影響により、世界で最も労働者の収入が減ってしまった国だというわけです。

タイに住んでいても、我々日本人にはあまりピンとこないかもしれませんが、GDP収縮で世界ワースト3となってしまったタイです。周りのミドルからロワーミドルクラスのタイ人たちは、本当は収入減にあえいでいるのかもしれません。

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タイのGDP収縮は世界でワースト3(その1)

GDP1
UNCTAD(国連貿易開発会議)の最近の調査によると、コロナの影響でGDPが著しく落ち込むと予想される世界のワースト15か国がこの表です。

ここからわかるのは、タイ経済はGDPの縮小比率だけでなく、金額ベースでの規模収縮でもワースト3に入っていることです。

特に金額ベースでみると、GDPで世界2位、そしてコロナが発生した当事国である中国の半分近い収縮となっていて、国の経済規模でみれば中国以上の大きな経済的影響を被っていることがわかります。

それに対し、なんだかんだいっても日本はマイナスの比率でワースト15位に入ってないし、世界3位の巨大なGDPを持つにもかかわらず、
金額ベースでの落ち込みは307億ドルと中国の3分の1、タイの3分の2以下であり、前回コロナ制圧を自画自賛するタイ政府は韓国と同じ?」で書いたように、ディープ・ナレッジ・グループDeep Knowledge Group)の評価では、コロナをコントロールできている国、世界のトップ5に入るだけのことはあります。

このことから、コロナに対するタイ政府の徹底した非常事態宣言下のロックダウン等が、タイ経済にどれだけ激しい影響を与えたかもわかると思います。

今更ですが、お酒の販売の禁止、夜の外出禁止、デパートやレストラン等の人が集まる場所の閉鎖、そして、いつまでたっても解除されない非常事態宣言等で、国民の消費支出や工場生産が極端に減ってしまいました。ひょっとすると、ちょっと厳格にやり過ぎたのかもしれません。

また、前回、今のタイ政府はコロナ感染を防いだことを自画自賛するものの、その後の経済のレジリエンス、つまり、感染を抑えて国民の安全と健康を維持しながら経済も回復させる国家の舵取りという点では、コロナをうまくコントロールできてないとみられていると書きました。

だから、ディープ・ナレッジ・グループ評価によれば、世界100か国の中で、タイは47位と平均的な国家になってしまっているわけです。

さらに、つい2日前、BOT(タイ中央銀行)が、タイのGDPはこれまでで最悪の8.1%のマイナス成長になりそうだとの報告を出したところですが、このUNCTADの予想では、もっと悪くてマイナス9%です。

コロナ制圧7
一方、先月のIMFの予測がマイナス6.7%でしたが、時間が経過するにつれてますます悲観的になりつつあるのがわかります。

前回、タイがフィリピンやベトナム、インドネシアといったアセアンの他の国々にGDPで追い抜かれてしまうのではないかと、タイの知識層は危惧していると書きましたが、タイGDPの大幅収縮、言い換えれば経済成長の後戻りで世界のワースト3に入っているこの表を見ると、本当にそうなるのかもという気もしてきます。

次回に続く

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コロナ制圧を自画自賛するタイ政府は韓国と同じ?(その4)

タイバーツ5
一方、タイトヨタ、ホンダ、ニッサン、マツダ、イスズといった日本の自動車メーカ進出現地生産ている。2018216生産半分輸出タイ貿易黒字貢献て、今ではタイアジアのデトロイトとまで呼ばれようてい

し、昨年12日本のメディア2018った急激タイバーツ採算悪化り、日本の自動車産業が工場アセアン諸国検討てい報道タイ話題った


後、世界コロナ感染拡大同時ったバーツ一旦は話題にならなくなったものの4タイ国内コロナの感染落ちタイバーツ独歩高である。タイ中央銀行や政府は問題に対無策である。

タイ航空破綻1
例えば、筆頭株主であるタイ政府が、6年間抜本的な経営改善策を打ち出せないまま、結局、ナショナルフラッグキャリアであるタイ航空の会社更生法適用申請に踏み切らざるをえなかったように、今の軍事政権は経済の舵取りはあまりうまくないといわれている。だから、このままではタイ経済タイ知識層危惧ていである。

筆者は自民党支持者というわけではない。しかし、タイというてい世界でコロナから安全トップ5評価てい日本の安倍政権、国際的視野に立って他国との状況比較などしようとしない野党らはて経済を含めた国としてりには失敗ないようであ

同様にタイ政府にコロナ制圧自画自賛経済無策韓国政府現地日本企業む海外からの投資支援策や為替対策打ち出しいである。

(注:このコラムは、6月21日に日本の言論サイト「アゴラ」の国際経済欄で掲載されたものを、加筆修正してこのブログでも載せたものです)

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コロナ制圧を自画自賛するタイ政府は韓国と同じ?(その3)

コロナ制圧3
て、Forbes紹介ていもう1ランキング香港投資会社組成コンソーシアム、ディープ・ナレッジ・グループDeep Knowledge Groupコロナっと安全100The 100 Safest Countries In The World for COVID-19レポートであ

コロナ制圧1
日本の評価ガラッ感染者ていドイツシンガポール上位け、日本5ランクていであ

それに対し、中国やニュージーランド、韓国はコロナの感染制圧に早々と成功した優等生と見られているし、それを自慢にしてもいるが、トップ5には入っていない。国家としての安全性の確保はドイツのメルケル首相や安倍首相の采配に軍配が上がるということなのかも知れない。

コロナ制圧2

一方、タイ世界100中央47ない。り、コロナの感染拡大はうまく食い止めたものの、コロナの危険げ切ていないという一体どういうろうか。

ディープ・ナレッジ・グループ説明、世界でコロナ感染ってった当初いち早くロックダウン等対応をったが、安全な国として上位ランクてい

し、程度落ち着いてくると国民の健康安全をできるだけ経済の正常化にもうまく取り組んでいるが安全な国として上位ランクる。り、状況変化評価基準わってくるいうである。

スイスドイツ感染者ったロックダウン等の必要な対策取っただけでなく経済へのダメージを軽減しながらていという世界2トップであ

これには筆者も全く同感で、いつまでもコロナ感染を阻止できたと誇っていても、そのせいで国の経済力が沈んでいくのではあまりに代償が大きい。まさに韓国がそうだと思うが、政府経済的な無策がやがて国民に重い荷物を背負わせてしまうことになるのである。

次回に続く

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コロナ制圧を自画自賛するタイ政府は韓国と同じ?(その2)

コロナ制圧6
一方、日本どう世界24コロナ悪戦苦闘中という評価毎日50人前後の新規感染者クラスタ発生というちょっとお粗末状況仕方いう

コロナ制圧8

タイロックダウン実態スーパーなどの食料品店や薬局を除き、デパートやレストランなど、人が集まるところはほとんど閉鎖れた。また、電車に乗るのもマスクと改札口での検温が必須で、ソーシャルディスタンシングのために隣同士では座れない。今でもこの規則は変わってないが、日本ではここまで徹底してなかったと思うので、この光景を見て苦笑する人もいるかもしれない。(注:一部の駅では最近、検温はしなくなってきている)

そして、理由がよくないスーパ禁止筆者自宅不自由。近所の零細経営の酒屋が隠れて常連客にってかり、警察まることもあったというしいで、日本のようにいつでもコンビニで缶ビールが買え、自治体居酒屋等飲酒自粛る、などというった

そ、コロナコントロールない軍事政権けあって強制的国民行動規制手のである。

し、しい規制結果、タイ各地失業ストレス自殺者相次タイ経済GDPマイナス6.7代償ったである。

っとも、筆者タイ政府のタイムリーな非常事態宣言やロックダウンったっていしい規制奏功コロナの感染を最小限に食い止められたのだろうって

問題非常事態宣言解除ておらず、5月初めに始まったロックダウン夜間外出禁止令の解除段階的なものでありスロ一体経済犠牲である。

次回に続く

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コロナ制圧を自画自賛するタイ政府は韓国と同じ?(その1)

コロナ制圧5
タイろ、コロナ新規感染者ゼロてい5人、10人単位感染者海外帰国タイ人であタイ政府連日勝ち誇ったよう感染者を報道同時2感染リスク理由非常事態宣言の解除を引き延ばしている。

確かに、勝手に集会を開かれてまた集団感染が広がったら大変だというのもわからなくはない。しかし一部では、この国家緊急時特別法により、政府は集会やデモの禁止、報道規制など、反対勢力を抑える特殊権限を持つことができるため、まだこれを手放したくないからともいわれている。

一方、タイ知識層コロナ感染落ち着いてきず、遅々ない政府経済復興支援急激タイバーツり、タイ経済アセアンインドネシアフィリピンベトナム追い越まうと危機感を募らせている。

コロナ制圧7
実際、IMF今年実質GDP成長率予測タイマイナス6.7周辺アセアン諸国突出い。非常事態宣言下、都市ロックダウン県間移動規制、夜間外出禁止令て国境閉鎖による外国人入国の全面禁止という非常しい措置った結果経済ダメージ顕著に反映されてである。

で、コロナ制圧タイ状況評価てい2レポートがあ1は、マレーシア政府協力PEMADUアソシエイツというていGlobal COVID-19 IndexGCIという各国コロナ回復度であ

コロナ制圧4
は、タイ政府自画自賛てい見事コロナコントロール新規感染抑え込み、コロナ回復成功いうで、タイは世界2ランクてい。当然、タイ政府もプロパガンダとして、マスコミ等を使ってことさらこの成果を国内で喧伝している。

次回に続く

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やがてタイ経済の没落が始まる(その3)

タイの没落5
บริษัทญี่ปุ่นย้ายฐานจากไทย สัญญาณฉิบหายของชาติ

(日本企業が生産基地をタイから移すということは、タイ経済没落の始まりのシグナルでもある)

1.タイにとって日本がいればこれからも経済成長が可能である。しかし今、日本企業はタイから去ろうとしている。これはこの先、タイが経済でベトナムやインドネシアにも追いつかれ、やがて追い越されていくことになるかもしれない悪い前兆なのである。

2.特に、日本の自動車産業が生産基地をタイから海外に移転した場合、これまでそこにパーツや資材を提供していた周辺産業も崩壊することになり、タイ経済全体にとって大きな影響が出る。

3.そして、日本企業がタイから去ってしまった場合、タイでも韓国や台湾、中国で育ったような自国ブランドの国際企業が育つだろうか?

4.それができなければ、タイは過去に
韓国や台湾、マレーシア、シンガポールに経済で追い越されたように、やがてフィリピン、インドネシア、ベトナムにも追い抜かれてしまうという恐ろしいことが起こるのである。

5.
6 ปีมานี้ของบิ๊กตู่ที่ประเทศญี่ปุ่น เกาหลีพาเหรดกันไปประเทศอื่นถือเป็นความสูญเสียของไทยจริงๆ ビッグトゥ(プラユット首相)が政権を握ってからの6年間で、
日本や韓国の多くの企業がタイ以外のほかの国に工場進出していったが、これはタイにとって非常に大きな損失なのである。

以上が彼らのコメントの概要ですが、確かに韓国のサムスンやLG、中国のフアウェイや台湾のエイスース等、こういった国では多くの国際企業が自国で育ち、経済成長のベースになっています。

しかし、タイの国民はあまり起業家精神やビジネスに対する野心がないのかもしれません。日本企業が去ったあと、タイに自力でハイテクの工業分野で国際企業を育てる風土があるかといえば、それは難しいということを彼らも知っているのだろうと思います。

ところで、かつてキャノンが中国で工場を持っていたころ、中国人にすぐに最新のハイテク技術を盗まれてしまうので、当時の御手洗社長の英断で、工場をたたんで中国から撤退したということがありました。

一方、タイ人はそういう裏切り行為をせずに働いてくれるので、日本企業にとっても信用できるパートナーだと聞いたことがあります。

いずれにせよ、タイにとって日本企業の存在はこれからも重要であり、よきパートナー同士でもあるのですが、今後もタイバーツ高が進むとなると、残念ながら日本企業の海外移転の流れは止まらないのではないかとも思うのです。

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やがてタイ経済の没落が始まる(その2)

タイの没落4
さて、これがAREAの過去30日間で最も多く読まれたコラムのランキングですが、日本企業がタイから出ていくことのタイ経済への影響について書いたこのコラムが1位となっています。

基本的にAREAは専門的なことを書く研究所であり、私も著書や自分の不動産ブログでよく彼らの調査結果やレポートを引用するのですが、タイ人の間では経済やビジネスに十分なベースがある知識人が主な読者です。また、新聞にもよくそのレポートが取り上げられます。

そういうことを考慮すると、このコラムが5月27日にアップされたにも関わらず、今も1位の座を占めているということは、多くのタイの知識人やビジネスマンが、この記事に注目しているということでもあります。

ところで、実は彼らのコラムは2部構成になっていて、5月27日と6月16日の2回に分かれています。そこで、この2つをまとめた形でその概要を、以下に訳してみます。

เศรษฐกิจไทยถึงเวลาจมดิ่งแล้ว(没落の時が来たタイ経済)

1.1985年9月22日のプラザ合意により、日本企業は海外へ生産拠点をシフトし始めた。そのターゲットとなったのがアセアンであり、中でも特にその恩恵を受けたのが、当時、政治的に安定していたタイである。

タイの没落2
2.その結果、タイは高度の経済成長を遂げられた。日本からの巨額の投資でタイの工業生産は急拡大し、3年後の仏歴2521年(1988年)には、タイのGDPにおける工業生産が、それまで1位であった農業生産を超えたのである。このことは言い換えれば、日本がいたからタイは工業国としてここまで成長できたのである。

3.しかし、それから30年経った今、その日本企業がタイから去ろうとしている。パナソニックはベトナムに去ったし、シャープはインドネシアに移った。

4.そして、タイがアジアのデトロイトと呼ばれるようになったのは、日本の自動車産業がいたからである。トヨタ、ホンダ、ニッサン、マツダ、イスズといった日系企業がタイに工場を置き、2018年には216万台もの車が生産され、その約半分が輸出されている。

5.この巨大産業が今、徐々にタイから去ろうとしている。その理由はタイの人件費が高いからではない。タイバーツが高すぎるからである。そしてこれは、タイ中央銀行とタイ軍事政権の愚策の結果である。このままでは、タイもかつてのアルゼンチンやブラジルと同じ轍を踏むことになってしまうのである。

次回に続く

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やがてタイ経済の没落が始まる(その1)

タイの没落1
先日、不動産市場の大手リサーチ会社であるAREAが、没落の危機にあるタイ経済とそれに伴う不動産市場の行方についてセミナーを行いました。

不動産市場のことについては、私の別のブログ「バンコク コンドミニアム物語」で扱うことにしているので、ここではタイの経済的な地位がこれから没落していくという彼らの危機感について紹介してみます。

実は昨年12月にも、止まらないタイバーツの独歩高に対して上のような新聞記事が出ていました。この調子でバーツ高が続けば、アジアのデトロイトとまで呼ばれているタイから日系自動車メーカーが次々と生産基地をほかのアセアン諸国に移してしまい、やがて近い将来、タイ経済は没落するのではないかと危惧されていたわけです。

しかしその後、世界経済の不透明感が広がったことから、新興国から米国へのドルの還流が始まり、バーツ高にストップがかかりました。

さらに、その後のコロナの影響によるロックダウンでバーツ安となり、自動車産業も工場閉鎖に追い込まれて工場移転どころではなくなってしまい、しばらくこの問題は忘れ去られていました。

タイバーツ2
ところがここにきて、つい先日も「コロナを制して再び独歩高を始めたタイバーツ(その2)」で書いたように、4月以降、またもや急激なタイバーツの独歩高が始まっています。

タイの没落3
それに合わせて、先月末、AREAが日本企業の工場シフトとそれに伴うタイ経済の没落危機について、改めてこの問題を指摘したものです。

そして、最後にこう結んでいます。

 6 ปีมานี้ของบิ๊กตู่ที่ประเทศญี่ปุ่น เกาหลีพาเหรดกันไปประเทศอื่นถือเป็นความสูญเสียของไทยจริงๆ
ビッグトゥ(プラユット首相)が政権を握ってからの6年間で、日本や韓国の多くの企業がタイ以外のほかの国に工場進出していった。そして、これはタイにとって非常に大きな損失なのである。

ちょっと意味深であり、この責任は現政権の政治的、経済的な愚策にある、といっているようにも取れるのですが...。

いずれにせよ、この内容は非常に興味深いもので、今のアッパーミドルクラス以上のタイ人知識層が、日本企業の動向に対してどう考えているか、ということを理解するのにも参考になると思います。

次回に続く

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コロナを制して再び独歩高を始めたタイバーツ(その2)

タイバーツ2
前回、「コロナを制して再び独歩高を始めたタイバーツ」の中で、タイバーツの独歩高がまた始まったのではないかということを書きましたが、あれから約2週間が経ち、このグラフを見てもわかるように当時の31.66からバーツ高がさらに加速しています。

以前このブログでも、1ドルが31バーツに近づくにつれて、バーツは実力以上に買われていると思うので、私個人は少しづつ米ドルに換えている、と書きました。

実際には、その交換した米ドルをカンボジアに送金し、高利回りのドル預金で運用しているのですが、この方が下手なバンコクCBDでのコンドミニアム投資より、利回りが高くなります。

しかも、著書でも書いたように、今の不動産市場は「待つも相場、休むも相場なり」の状況です。それならば、キャピタルロスや空室リスクといった不動産特有のマーケットリスクからしばらく離れて、5%以上の確定利回りがある米ドル定期預金で運用する方が魅力があります。

それに、カンボジアの方がタイよりちょっとカントリーリスクが大きいこと以外、この定期預金は「出口」リスクも小さく、バンコクでよほどの底値物件でも見つからない限り、無理に不動産投資をする時期ではないと思っていたからです。

しかし、その後、コロナ危機で一挙に1ドルが33バーツにまで戻ったので一旦中断し、しばらく様子見をしていたところです。それが、今朝の時点で30.985と、またも31バーツを割り込んできました。

こうなると、昨年末までにすべて売却できたバンコク投資用不動産の売却代金がまだかなり残っているので、そろそろまた米ドル買いを始めようかと考えているところです。


タイバーツ1
タイの新聞でも先日、上のようなカシコンリサーチの記事を載せていましたが、これによれば、エネルギーとエアラインがバーツ高の恩恵を受けるとのことです。

しかし、タイが今やろうとしている、コロナのコントロールに成功している中国や日本、韓国との間だけで観光客の入出国を認め合おうという相互協定、“トラベル・バブル”プランにとっては、タイバーツの独歩高はアゲインストです。

また、同様に不動産を含む外国人による投資にもマイナス効果となります。
現在のバーツ高はヘイブンカレンシー、つまり避難通貨として買われているので、中長期で資金が寝てしまう不動産市場にはあまり流れないのに、為替レートだけが投資家に不利に作用するからです。

タイ経済自体はよくないものの、コロナをうまく制圧できていることから一時的非難の安全通貨として買われているわけで、今後、世界でコロナの危機が落ち着いてくるにつれて、やがて他の国へと向かう可能性も高いと思うのです。

逆にいえば、今だけ
一時避難しているのであれば、今のうちにこのバーツ高メリットを享受して手持ちのバーツを米ドルに換えるチャンスだと、私個人は思っているわけです。

タイバーツ3
一方、中長期資金が使われる不動産市場にとって、為替レート変動の影響は大きく、昨年、中国人投資家の勢いが低迷することになった一つの要因が、一挙に進んだバーツ高人民元安だったのですが、上のグラフを見てもわかるように、4月以降、これがまた起こりつつあります。

そうなると、タイの不動産業界が期待している、年末あたりには中国人投資家が市場に再び戻ってきてまた買い始めるという筋書きにも修正が必要になるかもしれません。

タイバーツ4
一方、日本円に関しては、今のところ、まだそれほどバーツ高にはなっていません。日本円も安全通貨として買われる側面があるので、こうなっているのだろうと思いますが、それでもこれ以上バーツ高が進行してしまうと、日本からの投資や観光客も影響を受けることになりそうです。

いずれにせよ、このタイバーツの独歩高にはいいことがほとんどないので、今後も要注意です。

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タイにクロスボーダーWFHのチャンスが到来!(その2)

WFH3

เมื่อ 20 กว่าปีก่อน เทคโนโลยีอินเทอร์เน็ตในยุคนั้น ได้เป็นจุดเริ่มต้นของความเจริญของประเทศอินเดียในยุคใหม่ ที่ที่รับงาน Outsource อย่างมหาศาลจากสหรัฐ เราจะสามารถเห็นพัฒนาการไปสู่การ WFH ข้ามประเทศได้หรือไม่ที่จะเป็นโอกาสที่สำคัญของคนไทยในยุคโควิด-19

20数年前ืに世界でインターネットが普及し始めた時、アメリカから大量の仕事をアウトソーシングで引き受けたことで、インドの経済発展が始まった。同様に、我々タイ人もコロナをきっかけに国境を越えたWFH(在宅勤務)で経済発展が可能なのではないか?

これが、このコラムの主旨なのですが、以下にその主な内容を抜き出してみます。

1.世界の先進国が今もコロナと戦う中、また、東南アジアの先進国であるシンガポールでさえ、まだコロナのコントロールができてない中、タイは感染者ゼロの日が何日も続いている。従って、安全な国として世界中から住みたい国と思われているし、少なくとも、今のコロナが猛威をふるう間は、彼らにとって夢の国なのである。

2.コロナはデジタルを使った仕事を促進することとなり、
国境や地理的な距離の影響を受けないで多くのサービスの提供ができるようになった。

3.ただし、どの職種もデジタルを使った在宅勤務でこなせるわけではなく、WFHでも効率を落とすことなく行え、かつソーシャルディスタンスで余分にオフィススペースを取られることもなくコストも節減できる、在宅勤務に適した業務というものがあることがわかってきた。

4.タイ人でも有能な人だけが、コロナのコントロールに成功して世界でも最も住みやすい国の一つであるタイに住みながら、世界企業を相手に仕事ができ、国内の労働市場に影響されずに世界から資金をタイに引っ張ってこられるのである。ただし、彼らには世界で求められる能力を有し、かつ英語力が必須であるが。

5.同様に、世界の有能な人たちも、コロナのリスクがなく、世界的な観光地でもあるタイに住みたがっている。

6.
コロナがこれから世界経済の国別番付順位を変えるかもしれないという経済アナリストは少ないが、他の国に比べて、タイがいち早くコロナを制圧できたというアドバンテージは、これからタイがデジタルを使った在宅勤務で経済発展していくチャンスなのである。

とまあ、こんな内容なのですが、実は1か月ちょっと前、ロックダウンで多くの企業が従業員の在宅勤務を始めたころ、私はひょんなことで、あるタイ人女性とラインで知り合いになりました。

彼女はイサーンのノンカーイという田舎町出身で、地元の大学で会計学を学び、バンコクのバンナーの企業に就職して働いています。そして、私の住むオンヌットから2駅先のプンナウィティに住んでいて、今回のコロナによる在宅勤務により、毎日、自宅で朝の8時から夕方5時まで経理の仕事をするわけです。

WFH4
こういう会計や財務の仕事は、誰かと打合せをする必要はあまりなく、むしろ1人でデビクレやキャッシュフローの世界に集中した方が効率が高いので、在宅勤務に向いている業務ともいえます。

そこで、在宅勤務とオフィス勤務のどちらがいいか聞いてみたところ、用があるときはズームを使ったクラウドミーティングで打ち合わせもできるし、同僚と雑談をしたくなれば、オフィスに週に2回ぐらい訪ねていくので寂しくもなく、在宅勤務の方がいいということでした。

(その1)でも書いたように、日本人と違ってタイ人は自由に束縛されないで働くことが好きなこともあり、タイではこれからはこんな人が増えてくるのだと思います。

中国人の人気

ちなみに、不動産市場についてもこれは同じことのようで、数年前までは中国人投資家にとってタイは4番目とか5番目の人気国だったのですが、今は不動産投資したい国の1位になっていることからも、コロナをコントロールできたタイは安全で住みやすい国だと思われているようです。

従って、再び中国人が自由にタイにやってこられるようになった時こそ、今の不動産市場が底を打ってリバウンドし始める時ではないかと思います。つまり、コロナで市場全体が値下りしている今、彼らの目には、タイの不動産を買い漁る絶好のチャンスと映るのだろうと思うのです。

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タイにクロスボーダーWFHのチャンスが到来!(その1)

WFH2
今日のグルンテープトゥーラギットに興味深いコラム記事が載っていました。

今回のコロナ危機を無難に乗り切った、もしくは乗り切りつつあるタイ人たちにとって、テレコミュニケーションを駆使した国境を越えたWFH(Work From Home=在宅勤務)という大きなチャンスが巡ってきているというものです。

WFH1

ところで、日本ではテレワークという言葉が馴染みやすいのでしょうが、実はテレワークはもっと広義の働き方であり、WFHはテレワークの1つです。

タイは、高学歴の人でも大企業でハードに働くよりも、むしろ、時間にとらわれず自由にリラックスして仕事をすることを好むという労働文化であり、それが実現できる労働環境もそろっています。

従って、テレワークであっても、サテライトオフィス等でほかの同僚と一緒に勤務するのであれば、普通の会社勤務とあまり変わらないので、やはりWFHを重視します。


ちなみに、欧米人もタイ人に近い価値観を持つようで、実際、次の表のようにバンコクだけでなく、チェンマイやプーケット等が、リモートワークをしながら住みやすい場所として世界でトップの人気があります。

ベストシティ13

また、その理由が、タイには貧困を感じさせない生活環境があることが評価されているそうです。

ブルームバーグ
さらに、欧米人の場合、タイのビーチリゾートにはリタイアリーも多いですが、バンコクにはデジタルノマドと呼ばれる働き盛りの連中が多く住んでいて、起業がしやすくシェアオフィスの環境も整っていることから人気があります。

スタートアップ

shared office

そんな中、彼らもタイでの生活を楽しみながらリモートワークで仕事をしているわけですが、その考え方はタイ人に近いようです。

一方、日本人はちょっと違っていて、今回のコロナによる外出自粛により、多くのビジネスマンが自宅勤務を余儀なくされたところ、自宅勤務では家族の邪魔が入ったりしてあまり集中できず、たとえ通勤時間がかかっても、やはりオフィスで働く方が効率がいいと考えている人の方が多かったという記事を読みました。

この辺が、ワークライフバランスのとれた労働環境を重視するタイ人や欧米人と、良くいえば、チームワークを重視する、悪くいえば、独りぼっちで置いてきぼりにされるのを嫌い、みんなと一緒に働いてないと落ち着かない日本人との文化の違いではないかと思ったりもします。

また、私がロンドン駐在だった頃も、一流企業ほど日本人駐在員の多くが、いつも日本の本社を向いていたのですが、日本人は組織の中の一員という意識が非常に強いということだろうとも思います。

さて、前置きが長くなりましたが、次回はこのコラム記事の内容を紹介してみます。

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コロナを制して再び独歩高を始めたタイバーツ(その1)

ドルバーツ
これが今朝の米ドルとタイバーツのレートで、1ドルは31.66バーツです。

昨年1年間続いたバーツ高により、タイバーツはブルームバーグからアジアで最もパフォーマンスの高かった通貨と称され、世界の機関投資家や富裕層によってヘイブンカレンシーとして買われていました。

その理由が、タイの経済自体はむしろ低迷していたにも関わらず、
これだけバーツ高になっても続く貿易黒字と巨額の観光収入であり、外国人投資家にしてみれば安全な避難通貨と見えたからでした。

これは、私のもう一つのブログ、「バンコク コンドミニアム物語」の中で、「まだまだ続くタイバーツの独歩高?(その2)」と題して、まだコロナウイルスの問題が大きくなってない頃、カシコン経済研究所のコメントを引用し、タイバーツは2020年もさらに高くなるという予想を紹介しました。

ところが、実際には昨年12月がバーツ高のピークとなり、今年2月以降はコロナの影響による経済不安と新興国からのドル資金引き上げの波にのまれて、短期間で一気に2019年初頭のバーツ高が始まったころのレベルまでドル高バーツ安が進んだのがわかります。

しかし、4月以降は再びバーツ高が始まり、ここにきてタイバーツ復活の傾向が明らかになっています。

円バーツ
また、これは日本円に対しても同じで、円安バーツ高傾向になってきていて、世界の主要通貨に対するタイバーツの独歩高が再び始まったように思えます。

この理由は、タイがほかの国に比べていち速くコロナの感染拡大を抑えられたこと、香港やフィリピンといった周辺諸国だけでなく、これから世界的な食糧難が予想される中、コメをはじめとする食料品輸出が伸びていること、そして、タイの観光産業にはそう遠くない将来、観光客が戻ってくると予測する調査機関もあって、タイバーツが再び買われているようです。

すなわち、昨年、カシコン銀行が予測していたシナリオに再び戻ってきつつあるということだと思います。

人民元長期推移
これは、不動産業界にとっては、外国人投資家を遠ざけてしまうのであまりありがたくないのですが、同様に、外国人観光客へも悪影響を与えます。

特に中国人にとって、昨年末はリーマンショック以降、最大の人民元安バーツ高となったため、2016年から増加してきた中国人投資家の不動産購入に急ブレーキがかかり、既に購入されていた新築不動産のキャンセルも相次ぐことになりました。

しかし今、タイの不動産業界と観光業界が市場回復に一番期待しているのが、中国人バイヤーであり、中国人観光客です。特に不動産業界などは、近い将来、中国人投資家が戻ってくることを前提に、ロケーションのいい物件や眺望のいい角部屋等の人気物件を売らないで温存しているという話も聞こえてきます。

しかし、年初のカシコン銀行予想通り、今後1ドルが30バーツの壁を突き破ってさらにバーツ高となるようなことになれば、すぐに以前のように中国人投資家や観光客が戻ってくるというのは難しいはずです。

タイバーツが再びヘイブンカレンシーとして世界の投資家から買われるのか、今後の為替相場からは目が離せません。

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ロックダウン解除後にタイ人が訪れたい場所、ベスト10

人気旅行先ベスト10
これは先日、現地経済紙であるターンセータギット(経済の基礎)に載ったコラム記事で、オンライン旅行予約のBooking.comが、今のコロナウイルスによるロックダウンの最中に行った、タイ人が次に訪れたいと思っている「夢の旅行先」についての調査結果、人気ベスト10です。

人気旅行先ベスト10 2
今は旅行が禁止となっていることから、それでも次には行きたいと思っている、文字通り夢の旅行先というわけです。

嬉しいことに、海外では人気1位に東京と3位に大阪が入りました。これだけ日本に興味を持ち、好んで来てくれるのはタイ人と台湾人ぐらいではないかと思うのです。

一方、中国人旅行者の間でも日本人気は高いのですが、彼らは13億もの人口を抱える大国なので、数の上ではタイや台湾を圧倒的に凌いできました。しかし、日本に興味があるとか、日本が好きだというのもあるでしょうが、爆買い目的というのもあり、一部で非常識な行動を起こす旅行者もいるので、人気の理由がちょっと違うような気もします。

さて、この調査結果で分かったことは、世界全体の旅行者統計と比べた場合、海や山のリゾート地を選ぶ旅行者の世界平均がわずか6%に過ぎないのに対し、タイ人旅行者の場合、21%がリゾート志向ということです。

だから、国内旅行のランキングを見ると、バンコク以外、全部が海浜リゾートかチェンマイの山岳地帯です。特に、意外にもパタヤ周辺の数か所に人気が集まっているのには驚きますが、あの辺はダイビングなどの海の娯楽やスポーツだけでなく、近くに乗馬をしたり家族で行くファミリーパークもあるので、タイ人に人気があるとのことです。

さらに、これもコロナの影響だと思うのですが、今回の調査では海外旅行より国内旅行の方を選ぶ人が増えてきていて、昨年の54%から72%に急増しているそうです。

人気旅行先ベスト10 3
そして、この3つのホテルが、タイ人旅行者が泊まってみたい宿泊施設トップ3とのことです。

フアヒンは、私はまだ行ったことがないのですが、さすが王様の避暑地だけあって、この写真を見るだけでも、リラックスして過ごせそうなよさそうなリゾート地に見えます。そのうち、ぜひ行ってみたいものです。

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タイ航空の再建はまだ道半ば(その2)

タイ航空破綻2
さて、前回から3日ほど経ち、その間にも進展があったので、それも含めて書いています。なお、タイ航空の問題についてあまり知らない人は「誰がタイ航空をこんなにした?」で2回にわたり解説しているので読んでみてください。

まず、これが現在のタイ航空の財務内容です。コロナウイルスのロックダウンによるこの数か月の空港閉鎖で、ほとんどの便が欠航になったことで収入が途絶えました。その上、労働組合が強いこともあって従業員を解雇できないため、この半期だけで181億バーツ(約600億円)もの赤字となる予定です。

その結果、資本の部がマイナスに転落し、とうとう債務超過状態となります。すなわち、のれん代や含み益といった目に見えない資産価値を除いたバランスシート上の企業価値はゼロということです。

これを会社更生法で再建しようというわけですが、不動産会社やホテルなどはビルや土地の含みがあるので、会社再建の足掛かりにもなりますが、国営航空会社が不動産投資をしているとは思えません。

先日、破産したレナウンなどは業歴も長いので、もしかすれば、不動産も保有していて担保余力があるかもしれませんが、タイ航空は飛行機も全部リースで、大きな資産価値のあるものはほとんどありません。

これで会社再建といっても、前回書いたように和議や民事再生と違って
更生の場合は、会社再建の計画に債権者の合意が必要です。

さらに、昨日、偶然
パキスタン航空の旧型航空機、エアバスA320がカラチ市の住宅街に墜落しましたが、誰がタイ航空をこんなにした?(その2)」で海外のアナリストが指摘しているように、タイ航空もいまだに同じA320やA340という、安全性でA380のような新型機に及ばない旧型機を使っています。

従って、早急に新型機種への更新が必要ですが、そのためにはさらに大きな資金が必要になると同時に、それを整備できるだけの技術の習得も必要という課題もあります。


今のところ、海外の債権者は破産裁判所による会社更生に賛同しているということなので、とりあえずは前に進みそうですが、こういった課題が多いだけに、実際の再建計画が出た時点で反対するところが出てくる可能性は大いにあると思っています。

いずれにせよ、政府が持つタイ航空の発行済株式のうち、3.17%が既に第三者のファンドに譲渡され、タイ航空は民間企業へと移行し、会社再建に向けて動き始めました。

タイ航空
次に、2万人ほどいる従業員の3割を解雇することになりそうですが、同時に、硬直した人事制度の見直しをすることも必須です。

これについては、労働組合も当初は民営化には反対していましたが、結局、会社が倒産してしまえば、元も子もなくなるので、民営化と従業員の解雇や労働組合解散に同意しつつあるようです。

今の時点ではこんな状況ですが、タイ航空はすでに78億バーツもの資金ショートを起こしているわけですから、一刻も速く再建プランを策定し、裁判所と債権者に承認してもらう必要があります。

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タイ航空の再建はまだ道半ば(その1)

タイ航空破綻1
昨日、内閣は
ศาลล้มละลาย(破産裁判所)に対してタイ航空の再建を申請するという結論に至りました。

これは日本の「会社更生」法
に近いものだと思いますが、裁判所に任命された管財人がタイ航空の再建を行うというものです。

ただし、申請したからといって裁判所が単純に引き受けるものではなく、
タイ航空の会社再建計画や負債状況などの詳細をチェックした後、再生をする価値があると認めてもらえなければなりません。

もし、タイ航空が粉飾決算や不正な会計処理を行っていることなどがわかれば受理されず、そのまま倒産という場合もあります。

それに、海外の債権者も多いのでアメリカのチャプターイレブン申請も考えているようですが、これまでタイ航空は国営だから潰れないと信用してきた海外の債権者にしてみれば、裏切られたような気もするかもしれません。従って、簡単に再建計画に同意するかどうかもわかりません。

このように、会社の再建に乗り出すには、上の図にあるように、再建計画を裁判所と債権者に承認してもらわなければならず、タイ航空にとってはこれから2つ難関が控えているわけです。

ところで、私もずいぶん昔のことですが、不動産業界に転職する前に金融機関で働いていたことがあります。その頃の日本には「和議」法という非常に債権者にとって不利な法律があり、倒産した債務者にこれを申請されて受理されてしまうと、債権者は手が出せなくなったものでした。

今はそれがあまりに債務者を保護し過ぎるということで「和議」はなくなり、代わりに「民事再生」法というのができていますが、それでもこれは、既存の無能な経営陣がそのまま会社の再生を任されるというものであり、債権者にとっては不利な法律です。

しかし、今回の決定が日本の会社更生法に相当するものであれば、タイ航空にとっては、「誰がタイ航空をこんなにした?」で2回にわたって書いたように、政治家や軍人を中心とする官僚の利権を断ち切ることができると思います。

それともう一つ、これまで会社経営のネックといわれてきた労働組合の問題がありました。これまでタイ航空の株式の51%を持つのがタイ政府ということもあり、タイ語でいう「カーラチャガン」、つまり、公務員と同じ法律が適用されていて、従業員の人員整理や解雇ができませんでした。

しかし、今回の会社更生ではタイ政府の持ち分を2%落とし、49%にするということのようです。それであれば、タイ航空は民間企業となり、管財人は不要な従業員の整理ができるし、非効率な人事が指摘されてきたタイ航空の人件費削減も可能となります。

ただし、この民営化に対しては、労働組合がその既得権を失いたくないので猛烈に反対しているようです。

次回に続く

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タイのゴルフ、これからのニューノーマル!

ゴルフ ニューノーマル
現地の新聞、プラチャーチャート・トゥーラギットに、コロナ後のゴルフに関する、タイのニューノーマル(新常識?)の記事が載っていました。

先日、やっとゴルフが解禁になり、連日ゴルフ場や練習場が大勢の人で賑わっているものの、同時に、コロナ対策の新ルールは不便で面倒臭いと感じている人も多いようです。

もっとも、これについては、以前、私も「コロナ後の新ゴルフルール(その3)」で、この炎天下でいろいろな新ルールの制約を受けながら、しかもマスクをしてやるゴルフはあまり楽しくないのではないか、と書いたところでもあるのですが…。

いずれにせよ、これからはこれがタイのニューノーマルになるので、ゴルフをしたければ従うしかないということで、前回といくつか重複しますが、そのニューノーマルとやらを、以下に箇条書きにしてみました。

1. 各ラウンドは10分以上のインターバルをおいてスタートすること。

2. 必ず2メートル以上のソーシャルディスタンスを取る。これが嫌ならゴルフは諦めるべき。(ここには書いていませんが、当然、常にマスク着用です)

3. ゴルファーは自分専用のアルコール消毒液を持ち歩くこと。

4. ゴルファーはゴルフ場にティーオフの時間よりあまり早く来てはいけない。他のゴルファーに近寄ったり、話すことになるから。

5. ロッカーが閉まっているところがほとんどなので、ゴルファーはコースに着いたらすぐにプレイできるように、家を出る時にゴルフウエアを着てくること。

6. 他のゴルファーのクラブやボール、持ち物に触ってはいけない。また、パットの時もピンには触らず、ピンを抜かないでプレイする。

ニューノーマル3
7. バンカーの砂を平らに戻す時はレーキ(熊手)に触れてはいけない。また、ほとんどのコースではレーキを取り除いてしまうので、自分のゴルフクラブか足で砂を直す。

8. ゴルファーはナイスプレイをした時も、他のプレイヤーと握手をしてはいけない。もし触りたければ手を握ってグーのままでぶつけ合うか、もしくは肘どうしをぶつけ合うこと。

9. ゴルフカートを運転する時は、まずハンドルをアルコール消毒すること。

ニューノーマル
10. コース上で唾を吐いてはいけない。もしどうしても唾を吐きたい場合、コースから離れたところまで行って吐き、上から土をかけて埋めること。

11. ゴルファーは食べ物と飲み物を持参すること。また、自分のゴルフクラブ、ボール、グローブをプレイの間、適宜消毒すること。

12. ゴルファーはプレイ中に不要な会話や大きな声での会話をしてはいけない。また、プレイが終われば速やかにゴルフ場から立ち去ること。

以上、これがこれからのゴルフのニューノーマルであり、最初は窮屈に
感じるゴルファーもいるかもしれないが、やっているうちに慣れてくるはずである。

ということなのですが、一緒に回っている他のメンバーと雑談をするなとか、握手もするなとかいわれると、コミュニケーションの楽しみがなくなって、あまり面白くなさそうですが、本当にやっているうちに慣れるのですかね?

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タイで広がる「善意のクーポン券」

善意のクーポン1
前回、タイ全体で広がっている「トゥーパンスク・幸せのキャビネット」のことについて書きました。これはもともと欧米で始まった運動で、それがタイでも受け入れられて全国的に広がったのですが、中のものを心無い連中に盗まれてしまうという問題もありました。

善意のクーポン券6
もっとも、そんなリスクがあることは、みんな最初から承知していたことなので、これが原因でやらなくなったということでは全然ないのですが、チュラロンゴン大学の学生たちが別なやり方を考え出したところ、これがタイ国内で広がりつつあります。(注:マヒドル大学の学生が始めたという記事もあります)

善意のクーポン券2
最初は、彼らが少額の資金を出し合って手作りのクーポン券を作り、それを路上の屋台や食堂の店先に貼らせてもらい、お金がなくて食べ物も買えない人がやってきたら、その店先でクーポンを引きちぎって渡せば食べ物と交換できるというものでしたが、これが広がっていったのです。

善意のクーポン券5
ところで、先の「幸せのキャビネット」は生活に困っている人が食べ物を得られるというメリットがあるだけです。

一方、実はこの「善意のクーポン券」には、ロックダウンで多くの人たちが収入がなくなり、屋台飯を買うことができなくなった結果、その屋台のオーナー達も生活に困ってしまうという共倒れのような状況になっていたのも助けるという2つのメリットがあるのです。

善意のクーポン券4
つまり、屋台のオーナーはこの写真のように、善意のクーポン券を購入してお金を寄付した人から前もって代金をもらえるので、
収入になるわけです。

これであれば、店主の前で食べ物に困った人が自分の分だけのクーポン券をちぎって渡すわけですから、
夜中に全部盗まれることもありません。

コロナの影響はこんなところにも!(その2)」で生活苦のために2人の子供を置いて自殺した母親のケースを紹介した時に、「政府の、我々は誰も見捨てない、はずの支援も、その申し込みがネットでやることになっているので、スマートフォンも持ってないような貧乏な人は申請も難しいらしく、こうやって洩れる人もいるのだろうと思います」と私も書きましたが、このチュラロンゴン大学の学生たちも、仕事がなくなってホームレスになった人や80歳を過ぎたような高齢者たちで、政府の支援の申請さえもできなくて漏れてしまった人を助けるために始めたということです。

今ではこれが全国に広がって、屋台の前を通る通行人などが立ち止まって、クーポン券を購入して寄付をしてくれるようになっているそうです。

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”ビッグトゥ”大いに怒る

ビッグトゥ
Prime Minister Prayut Chan-o-cha has condemned those who emptied "pantries of sharing" and abused the public's goodwill, saying it must not be allowed to happen again.
プラユット首相は、生活に困っている人達のために市民が寄付した品が置かれているキャビネットから、食料等を盗み出し、その善意を踏みにじった連中に対し、こんなことを二度とするな、と厳しく非難した。

直訳するとこんな感じになってしまいますが、これだけではわからないので、もう少し説明を加えます。

パントリー2
今回のコロナの影響で生活苦に陥った人のために、市民が食料や衣料品を持ち寄って
ตู้ปันสุข(トゥーパンスク)、幸せの共同キャビネットとでも訳すのでしょうか、この写真のような小さなキャビネットに入れて路上で保管し、必要な人に持ち帰ってもらおうという動きが全国で起こっています。

簡単にいえば、日本の助け合い共同募金と似たようなものですが、地域住民の人たちがお金でなくて食料品などを寄付する、地元密着型の助け合いなので、もっと実感がわく助け合いだと思います。

しかし、これを狙って車やバイクで乗り付けて根こそぎ盗んでいく事件が各地で起こっているのです。

パントリー5
最近は、警察も出てきて、巡回したりしているようなのですが、夜中にきて全部盗まれたらもうわかりません。犯人にしてみたら、路上に置いてある鍵もかかってないキャビネットから寄付の品々を盗み出すのですから、いとも簡単なことです。

パントリー1
こういう心無い行いに対して、プラユット首相が、二度とこんなことをするなと怒ったという記事なわけですが、残念ながら、どこの世界にも他人の善意や困っている人の心の痛みがわからない、身勝手なことをする連中はいるものです。

中に入っているものといえば、水やママーと呼ばれるインスタントラーメンなどですが、そんなものでもまとめて全部盗めば、いくらかのお金にはなるのでしょうが…。

パントリー3
こういうところが、タイはまだ貧乏な国なのだなあと感じさせられる反面、タイ人はそれだけ敬虔な仏教徒であり、近所同士の助け合いやタンブンの心があって、この国の良さもわかります。

パントリー4
今回のプラユット首相の怒りは全くごもっともですが、こういう人間臭いところは悪くないですよね。日本でもし、こういうことが起こったとしても、安倍総理がいちいちこんな細かいことに怒るとは思えません。

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誰がタイ航空をこんなにした?(その2)

タイ航空5
さて、以下が外国人アナリストから見た現在のタイ航空の概要です。

1.雑誌フォーブスが昨年11月に出したコラムによれば、タイ航空はタイ政府が株主であり、観光立国であるタイにとってタイ航空は観光のシンボルでもあることから、どれほど赤字を出しても支えるので倒産しないと多くのアナリストが考えている。

2.タイ航空が2005年に購入したエアバスA340-500,A340-600が燃費の悪い航空機であり、かつタイ国内の政治的な騒動(黄シャツ事件)もあって、それまで40年間、黒字を維持してきたタイ航空は2008年に初めて210億バーツの赤字となった。

3.タイ航空の問題点
a. 多くの問題があるが、特にマネジメントが貧弱であり、かつ経営構造に問題がある。その結果、利益率が低く借金過多にもなっている。
(政治家や官僚の利権に基づく介入や労働組合の無理な要求のこと)

b.過去の決算書を見ると、2011年から2019年にかけて、売上はほとんど増えていない。それにも関わらず、販売管理費ばかりが2倍以上に膨らんでいて、売上高に対する比率も3.4%から7.5%に倍増と、経営効率が悪くなっている。

c.たびかさなる赤字で、2011年に627億バーツあった自己資本も、2019年にはわずか117億バーツへと減少。その結果、負債自己資本倍率は2018年時点で12.2にまで高まっている。
(注:健全な倍率は1~1.5。これは私の不動産投資ブログ「今や買ってはいけないバンコクのコンドミニアム(その3)」の中でも、この負債資本倍率が2.5を超えて販売在庫も100億バーツ以上あるところは、資金繰りがかなり苦しいので要注意デベロッパーと書きましたが、12.2倍というのは民間企業であれば論外です。しかも、もうすぐ債務超過に陥りそうなタイ航空に、国が保証してさらに借入れをおこすというのは相当なリスクです


d.管理体制が問題で、何を決定するにも政府の承認を取る必要があり、決断が遅すぎる。しかも、労働組合が強すぎて、細かい変更についてもああだこうだと足を引っ張るため、
今の航空業界で勝ち残っていく機動力がない。

e.技術的な遅れ。12機種もの航空機を持っている反面、それをちゃんと整備する技術がない。また、A380といった新型機種を導入しても、整備する技術力がないので、
A320やA340といった古い機種をいつまでも使っている。これでは、より安全な機種が選ばれる今の顧客ニーズを満たせない。例えば、シンガポール航空の平均機体年齢が7年7カ月に対し、タイ航空のそれは10年である。世界のエアラインとの厳しい競争を勝ち残るには、技術力の向上、新型機の導入が必要である。

f.
タイ政府がタイ航空の経営に口を出し過ぎであり、タイ航空は完全な民間企業になるべきである。

g.
子会社のLCC、タイスマイルとの住み分けができてない。

h.タイ航空はヨーロッパ直行便ルートが多すぎるので、減らすべきである。また、北米への直行便は持たない方がいい。

タイ航空4
以上ですが、こういうのがわかってくると、完全な赤字体質となってしまったタイ航空を生き長らえさせる為だけに湯水のようにお金を投入しても、結局このままでは国民の負担になって跳ね返ってくるのかもしれません。

賛否両論あるようですが、タイ政府を株主から外して政治家や軍人の利権から切り離し、100%民間にして真剣に会社再生をするか、さもなくば、いっそここで倒産させてしまうという2者択一の選択しかないのかもしれません。

(注:これらは、私がタイの現地新聞を読んでそのサマリーを書いたものなので、解釈を間違えているところもあるかもしれません)

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誰がタイ航空をこんなにした?(その1)

タイ航空2
以前、「タイ航空を救え?」で、タイ航空のことについて書きました。

私自身も前職でIB(投資銀行)のハゲタカファンドにいたこともあり、こんな不甲斐ない会社はもう潰れても仕方がないのではと思っていたので、どうしても救う必要があるのか、さっさと自己破産して解体売却した方が速いのではないのか?という意味のつもりでわざわざクエスチョンマークをつけて書いたわけです。

ただ、あまりタイの会社のことを外国人の私がああだこうだと批判するのはよくないのでやんわりと書いたつもりですが、やはり、私と同じように考える人も多いようで、今回の政府のその場つなぎの債務保証をめぐって各方面から批判が噴出しています。

実は国営タイ航空は51%が国が株主ですが、49%は海外のファンド等、民間セクターが株主なのだそうです。それであれば、彼らにしても2017年からの赤字続きに不満がたまっているのだろうと思います。

タイ航空3
これは私も知らなかったのですが、元財務相によれば、実はタイ航空はタクシン政権の時は、なんと5年連続で利益を出していて、中でも2003年には125億バーツ(410億円)もの利益を出したのだそうです。

タイ航空1
それが、次第に経営効率が悪くなり、2017年以降は連続赤字に転落。その結果、昨年のように世界的な海外旅行ブームでタイにも4,000万人もの外国人がやってきたにもかかわらす、世界のナショナルフラッグキャリアの中でタイ航空だけが赤字という、おかしな結果になっているわけです。

その上、今回は政府が救済のために債務保証して、500億から700億バーツ(1,700億円~2,300億円)もの借入をおこすというのですから、こんなのはドブに捨てるようなものだという批判が国内で起こっているわけです。いわゆる追い銭(おいぜに)というやつで、二度と戻ってこない融資です。

ところで、2014年5月22日にクーデターが起こって今の軍事政権になったわけですが、タイ航空の社外役員によれば、何とか経営を立て直すべく経営陣を刷新しようとしたものの、結局は政治家と軍人がその利権を離さず、どうしようもない状態が今も続いているというコメントも出ています。

そこで、海外のアナリストたちが今のタイ航空をどう見ているのかをまとめてみることにします。

次回に続く

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コロナ後の新ゴルフルール(その3)

プレイルール
ところで、ゴルフ場の中には、このようにゴルファーの事前審査を行うというところもあります。何をどう審査するのかわかりませんが、これにパスしなければ予約も受け付けないという厳格なルールを導入しています。

このように、政府の指針に沿った一般的なガイドライン以外にも、細かい点ではゴルフコースによってそれぞれまた独自のルールがあるので、その時は柔軟に対応するしかありません。

ゴルフルール4
また、ドライビングレンジ(打ちっ放し練習場)にも新しいルールができました。大体、ゴルフコースと同じですが、やはりマスクは必須で、シャワーも使えません。

私などは、打ちっ放しで1~2時間、たっぷり汗をかいて、施設内のシャワーを浴びた後、クラブハウスで飲むビールが楽しみの1つだったのですが、それもなくなってしまいました。

実は先日、私は1カ月半ぶりに隣駅にある都内のゴルフ練習場に行ってきたのです。マスクをしないとやらせてくれないというので、マスクをしてやったところ、昼過ぎだったこともあり、40度を超える猛暑の中、とても息が続かず、すぐにへたばってしまいました。

私が思うに、これは心臓によくないし、高血圧の高齢者などにはかなりきつく、健康によくないように思います。しかも、屋根の下で立ってやるドライビングレンジと違って、炎天下のコースに出て猛暑の中をマスクをして歩き回るのはもっと辛いと思います。


ところで、新ルールではカートは自分で運転し、大きなパラソルをパッティングの時も自分で持ち歩いたり、グリーン上では自分でボールを拾ってボールマーカーを置いたりと、今までキャディがやってくれていたことを、これからはほとんどゴルファーが自分でやらなければなりません。


ゴルフルール6
もちろん、キャディはキャディで上のようなコロナ対策の細かい規則が追加されているのはわかります。

しかし、今までと同じくキャディに300バーツ(1,000円)のチップを払うのに、実質、ほとんど一人でプレーしているような状況であり、これでは日本でプレイするのとあまり変わりません。しかも、これから雨季にかけての炎天下でマスクをしてやるわけです。

このプラチャーチャートのコラム記事では、「ロックダウン緩和後も今まで通りにゴルフを楽しめる。ただ、ルールが厳しくなっただけ」みたいなことを書いていますが、実際には、これでは以前ほど楽しくないように、私は思うのです。

少なくとも、日本からわざわざゴルフをしに来るのであれば、やはり、次の冬が始まる11月まで待つことをお勧めします。その頃には、この新ルールや規制も次第に緩くなり、もっと自由にプレイできるようになっているのではないかと思います。

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コロナ後の新ゴルフルール(その2)

ゴルフルール2
食事はファーストフードのような簡単なものしか出せないようです。それもレストランが閉まっているので、カートの中で一人わびしく食べるしかないのであれば、我慢して家で食べた方がよさそうです。

ただ、ロッカーも使えないということは、自分の荷物はどこに置くのですかね?まさか、カートに積んだままでプレイするのではないと思いますが。

最近は日本もそうらしいですが、要はプレイして終わったらシャワーも浴びずにさっさと帰れ、ということです。
しかし、シャワーを浴びずに長い時間をかけて家まで我慢するのも気持ちが悪いので、これからは名門コースより近場のコースの方に人気が出るかもしれません。

そういう意味では、車を持ってない私がタクシーでわずか10分程でいける海軍のパブリックコースなんかはクラブハウスのシャワーが使えなくても平気です。

その他には、予約なしでは駄目で必ず事前に予約を入れる、グループは最大4人まで、グリーンにオンした後のボールはゴルファーが自分で拾い、キャディはボールに触れないなどとあります。

また、ゴルフ場側のルールとして、キャディは終始フェイスシールドと手袋をし、ゴルファーのクラブのグリップに触れてはいけない、必ずクラブヘッドを持ってゴルファーに渡す、ボールにも触ってはいけない、1番ホールと10番ホールでゴルファーの乗ったカートを消毒するとか、ゴルファーをバイ菌扱いするような、いろいろとややこしいことが書いてあります。

もっとも、不特定多数の人がやってきてプレイするので、中には無症状の感染者もいるわけですから、キャディはできるだけゴルファーやゴルファーの持ち物には触らないようにするというのもわかりますが…。

ゴルフルール5
ところで、このロイヤルゴルフ・アンド・カントリークラブでは、プレイが終わった後にキャディにチップを渡す時にも、
การให้ทิประมัดระวังให้ใช้วิธีจ่ายทางระบบอิเล็กทรอนิกส์(キャッシュで渡すのでなく、エレクトロニックペイメントを使う)とあるようですが、ここのところは私には何のことか分かりません。

ただ、上にアップしたパブリックコースのルールでは、キャディが用意したプラスチックの封筒に現金を入れればよいことになっているので、なんだかんだいっても現金を渡せば喜んで受け取ると思います。

次回に続く

コロナ後の新ゴルフルール(その1)

ゴルフルール3
5月3日からいよいよゴルフが解禁となり、早速行ってきた人もいるかもしれません。日本などは、コロナが広がってから、むしろ安全なスポーツとして見直されているとの報告もありますが、これについては、以前、「ゴルフをやって10万人の雇用を取り戻せ!」でも書いたように、タイでも安全性とストレス解消のメリットが評価されています。

さて、タイではゴルフが解禁になってから、各ゴルフコースが政府の指針に沿った形でプレイのための新ルールを発表してきているので、今回は現地紙のプラチャーチャートに載っていた記事を紹介してみます。

将来、タイにゴルフをしに来たのにこんなの聞いてなかったと後悔しないように、参考にして下さい。

なお、ゴルフコースによって若干の違いはあるものの、そう大きな違いはないということなので、ここでは日本人ゴルファーに人気のあるロイヤルゴルフ・アンド・カントリークラブの新プレイルールを例に説明していきます。

ゴルフルール1
まず、体温検査でもし37.5度以上あるとプレイできません。暑いので案外体温が高くなるかもしれませんが、政府のルールである以上、仕方がないですね。

プレイする間、ずっとマスクを着用です。とにかくクラブハウスを含め、敷地内ではマスク必須です。しかし、普通に歩いていても息苦しいのにあの暑さの中、マスクをしたまま歩き回るのは結構苦しいかもしれません。間違っても、密着度の高いN95の医療用マスクなどしない方がいいです。

カートは一人で乗らなければいけません。ということは、キャディは後から歩いてついてくるということですかね?それなら健康のためにも、プレイヤーも最初からカートは借りないで歩きでプレイできるショートコースの方がよさそうです。

それと、パラソルはキャディに持たせず終始自分で持つ、ということですが、あの大きな傘をさしたりたたんだりは結構鬱陶しいと思います。

しかし、今はちょうど一番暑い時期で、傘をささないでいると熱中症になるので、あまり体力に自信のない人はやはり屋根があるカートの方がいいかもしれません。

私などは、カートに乗ってやるとどうもスポーツとして物足りないような気がするので、カートがマストでないところでは、基本的にカートには乗りません。だから、最初にキャディに、カートは使わないけどそれでいいか?と聞いてからキャディを頼むことにしています。

と偉そうにいってますが、実はドライバーが芯を食ったときにだけランを入れてやっとなんとか200ヤードに届くようになったばかりの、下手くそゴルファーなのですが…。

次回に続く


タイのブーズ業界、剛腕で政府を土壇場で動かす

酒類販売許可
昨夜、突然、政府からの発表で、明日からお酒の販売が許可されました。

酒類業者の陳情
ちなみにブーズとはアルコール飲料全般のことをいいます。つい2日前に、「お酒の販売禁止は5月末まで再延長!」でも伝えましたが、上の写真にあるように巨額の税金を納めるブーズ業界が、かねてからお酒の販売を解禁するように政府に圧力をかけていました。

しかし、それにもかかわらず、政府が販売禁止期間を5月末まで延長したことで、納得のいかないブーズ業界はその後も政府と執拗な交渉を続けているとは聞いていましたが…。

そして結局は、プラユット首相も彼らの剛腕に屈したというところだと思います。
もっとも、今回のように朝令暮改でアナウンスがころころ変わるところがタイであり、まだ今日1日残っているのでまたひっくり返ることもあるかもしれませんが…。

ただ、これにはプラユット首相のサインもされているということなので、その可能性は多分なさそうです。しかし、数日したらまた禁止になるかもしれないので、早めに買い置きだけはしておいた方がよさそうです。

酒類販売許可3

The decision represents a u-turn by the government, which said earlier this week that the alcohol ban would remain in effect until May 31.
「この決定は、つい先日、アルコール飲料は5月31日まで販売を禁止すると発表したばかりの政府のUターンである」

今回の突然の方針転換には、バンコクポストも“Uターン”という表現をして、土壇場での180度方向転換にあきれているという感じですが、まさに私もそう思います。

酒類販売許可2
さて、これが今回、政府が発表した官報のその部分ですが、それを抜き出すと、下の文章になります。

สำหรับร้านอาหารหรือเครื่องดื่ม ซึ่งจำหน่ายสุรา ให้เปิดได้แต่ห้ามการบริโภคสุรา หรือเครื่องดื่มที่มีแอลกอฮอล์ในร้าน

これを私が直訳すると、「アルコール類を販売する食品もしくは飲料の店は店を開けることができるが、アルコール飲料を店内で飲むことは禁止する」とあるのでややこしいですが、レストラン等の飲食店ではアルコールを出せないが、酒屋等で買って家に持ち帰るのであれば許可するということだと思います。


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非常事態宣言下の厳しい規制で苦しむ犠牲者たち

警備員の自殺3
最近、非常事態宣言下の厳しい規制の中で、仕事と収入を失ったり、ストレス等で自殺者が続出しているということで、「コロナの影響はこんなところにも!」や「タイでも続発するロックダウン・スイサイド」でもそのいくつかを紹介しました。

そして、実はバンコクでもつい最近、また悲しい自殺者が出て、これにはさすがに多くのタイ人も可哀そうだと同情し、政府への批判も出ているという事件がありました。

さて、ではこれから非常事態宣言の中、政府の規制による生活苦で、19歳で自殺を選んだ少女の話を少ししてみますが、いろんな新聞が書いていて情報が錯綜しているので、私が間違えて解釈しているところもあるかもしれないことを、予めいっておきます。

まだ19歳だった彼女のニックネームは“プラーイフォン(雨の終り)”といいます。バンコクの警備会社で警備員として働いていたのですが、それでも生後8か月の男の子がいて、田舎の両親に面倒を見てもらっていたようです。

警備員の自殺4
絵を描くのが得意で、特に人物画がうまく、しょっちゅう人の顔の絵を描いていたそうです。そして、自殺する1週間前にこのプラユット首相の似顔絵を描いてフェイスブックにアップしたのですが、その時に一緒に載せたコメントが、“私や他の貧乏な人たちはみんな生活苦であえいでいるのに、プラユット首相は心が冷たい”というものでした。

警備員の自殺2
She wrote, “It’s a drawing that I had no desire to continue drawing. I felt that this picture could be drawn on any paper. Since I studied, I have never seen any drawings that were low like this. I drew it in a fit of depression, having no money to buy milk for my child. Everything is sold at skyrocketing prices. I drew it in a fit of depression that I worked 12 hours a day and yet I have nothing left. I drew it with tears…..”

そして、この中で彼女はこんなことを書いています。“私が
絵の勉強を始めてから、この絵は最低の酷い出来だ。でも、もう絵を描こうという欲望も失った。物価がどんどん値上りする中、私は子供のミルクも買えない。持っていたものは全部売り払い、お金にした。1日に12時間も働いているのに、今の私には何もない。そんな絶望の中で、私は涙を流しながらこの絵を描いた”。

注:この後の展開についても書くつもりでしたが、話が生々しすぎるのでこのブログには相応しくないと判断し、ここまででやめておくことにしました。

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お酒の販売禁止は5月末まで再延長!

お酒の販売禁止再延長
つい先ほどの政府決定ですが、お酒の販売禁止は5月末まで延長とのことです。もう1ヵ月以上お酒の販売禁止が続いていて、タイに在住の日本人だけでなく、タイ人の間でも買い置きが底をついてきているというのが実状です。

政府は最初、3月20日から4月20日までということで、お酒の販売を禁止したのですが、その時は多くの人が1か月分の買い置きをしたものの、それが4月末までに延長され、今日また5月末までの再延長です。

しかし、政府がここまで国民の生活に口を出すのは、少しやりすぎではないかとも思うのです。

これまで、
不要不急の外出はするなということで、毎日自宅で仕事をする人や外出を自粛する人も多い中、「タイでも続発するロックダウン・スイサイド」で書いた、31階の自分の部屋から飛び降り自殺した事件のように、ストレスからくる自殺も続出しています。

従って、こういう時こそアルコールはストレス解消にはある意味不可欠でもあるとも思うのですが、とにかく何でも規制してしまえというやり方はどうなんですかね…。

グレース期間
それもあって、実は昨日の時点では5月1日と2日の2日間はグレース期間として、家庭でのアルコールの買い置き買いができるようにするというような政府のサジェスチョンも出ていたのですが、これもいつの間にかなくなってしまい、結局、一番厳しい期限延長ということになりました。

感染者数の推移
ところで、タイは昨日の新規感染者もわずか7人で、累積感染者2,954人の内、既に2,687人が治癒回復しているので治療中の感染者も300人以下です。従って、最近はコロナの感染拡大の勢いも明らかに止まったといっていいような状況です。

にもかかわらず、非常事態宣言だけでなく、アルコール購入もあと1カ月禁止です。

日本では既に1万人以上が感染して、今も毎日200人近い新規感染者が出ていますが、それでもお酒はスーパーやコンビニでいつでも買えるし、それこそこんなことぐらいは自己責任で決めるのが当然だと思える社会です。

一方、タイは国全体でわずか7人しか感染者が出なくなっているのに、
今回のタイ政府の非常事態宣言の延長、夜間外出禁止令の延長、その上、その間お酒も飲んだら駄目という厳しい規制には、たぶん、ほとんどの日本人が理解できないだろうし、もし日本の政府がこんなことをしたら、国民からすごい反発が出るのではないかと思います。

酒類業者の陳情
また、お酒の製造販売業界からも、政府に対して状況は明らかに好転してきているのに販売禁止では納得がいかないということで、今回、かなり圧力をかけていたようですが、これも結局却下されたようです。

そして、新聞記事によると、政府の言い分は、ここで規制を緩めてお酒を飲んでパーティでもされたりしたら、またコロナの感染が広がるリスクがある、ということのようです。

しかし、政府がそこまでああだこうだと口を出すのは、いくら非常事態とはいえ、大人たちを少し子ども扱いし過ぎではないかと思うのですが…。

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タイ航空を救え?

タイ航空
昨日、民間エアラインのノックエアのことを書いたばかりですが、実は今日、プラユット首相を議長として、タイ航空を生かすか殺すかについての会議が開かれました。

再生計画
タイ航空はかつての日本航空と同じで、人件費も高く経営効率が悪いので毎年赤字のエアラインです。また、かつての日本の都銀のようにエリート意識ばかり強い
バンコク銀行、そして、タイ航空も国営のナショナルフラッグキャリアとしてのエリート意識が強いのか、あまりタイ人一般庶民からは好かれていないようです。

コロナ12
それに、
親方日の丸、というか、親方タイ政府ということもあって、コスト意識があまりなく、毎年赤字で、つい最近まで、今回のコロナ騒動でこの絵のようにいよいよ倒産かと危ぶまれていたのです。

その放漫経営ぶりは、観光立国タイにありながら、2017年に21億バーツ(70億円)の赤字、2018年にはさらに赤字が広がり116億バーツ(380億円)、そして2019年は120億バーツ(400億円)と手がつけられない赤字体質で、外部からはもう潰してしまえという声も出ていました。

しかし、さすがに国営のフルサービス・ナショナル・フラッグキャリアは潰せないということで、結局、今日の会議の結果、財務省が保証をつけることで追加融資を受けると決まったそうです。

そもそも、1企業に国が債務保証を入れるというのも異例ですが、ただし、これには条件が付いていて、 「今の経営陣は使えない」ということで、マネージメントは外部のプロを入れて再生を図るということになったそうです。

昨年、4,000万人もの外国人観光客がタイにやってきて、他のエアラインにとってはドル箱ともいえるタイ路線の中心的存在でありながら、それでも赤字を出し続けたタイ航空は、抜本的な大手術が必要だと素人にもわかります。

なんか、昔、どうしようもなくなった日本航空の救世主として、京都セラミックが再生を引き受けたのとどこか似ていますが、今のタイ航空はぬるま湯の中でずっと赤字を垂れ流してきたわけだから、プラユット首相も、これではダメだと外部の経営を導入することにしたのだろうと思います。

観光収入1
私は個人的にはタイ航空はあまり好きではないエアラインなのですが、なんだかんだいっても、世界4位の観光収入を誇っていたタイに、ナショナルフラッッグ・キャリアがないというのも問題なので、やはり助けるしかないのだろうと思います。

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タイ人に不評のノックエアはこんなエアライン

不人気のノックエア
今の予定では、5月1日からエアアジアとライオンエアがタイ国内便の運航を再開するようです。

といっても、国営のタイ航空を除く合計8つの民間エアライン全社が再開というわけではないようですが、なぜかノックエアはその前から既に飛んでいて、4月24日にイサーンのナコンシータマラートからドンムアン空港行のフライトで、ほぼ満席状態で飛んだそうです。

ノックエア苦情
この機内の様子を乗客が写真に撮って、苦情をフェイスブックに載せたところを、英字紙The Nationが記事として取り上げ、我々の知るところとなったわけです。

搭乗ガイドライン
大分前から政府は、5月からの運航再開の条件として、隣り合わせで乗客を座らせないようにしてソーシャルディスタンスを取ることというガイドラインを出しているのですが、その場合、全席の約3割を空席にするしかないそうです。


しかし、実はこれには抜け道があり、ソーシャルディスタンシングを維持するために7割しか乗客を乗せてはいけないという政府の規制は、5月1日から施行ということになっていて、厳密には4月24日時点ではまだ大丈夫、というエクスキューズでノックエアは満席状態で飛んだらしいのです。

Transport Minister Saksyam Chidchob said he was aware of the situation and had written to Nok Air urging them to improve their measures to address passenger concerns as soon as possible.

それに対し、運輸大臣はこの件について、早速ノックエアに対してもっと乗客の安全を重視するようにとの注意文を出したということです。

もっとも、もう少し良心的なエアラインなら、国全体がコロナ感染拡大を阻止するための非常事態宣言下にある中、たとえ規制施行前であっても、
乗客の感染リスクを考えたらこんな無茶なことはしないだろうとも思うのですが…。

こういうところで、ナショナルフラッグキャリアではないLCCであっても、乗客の安全を第一に考えるところと、ぞんざいに扱うところの差が出てくるのだろうと思います。

もともと、タイ人の間ではノックエアはサービスが悪いことで評判がよくないのですが、今回の例を見ても乗客の感染リスクのことなどお構いなしに、とにかく客を乗せてしまえという会社の姿勢がうかがえます。

赤字の民間エアライン
今、国営タイ航空も倒産寸前ですが、民間8社のうち6社が赤字転落とこちらも大変です。そんな中でも無給で従業員をレイオフしたり、パイロットを解雇したのは、この記事を読む限りノックエアとノックスクートだけのようで、従業員にも冷たい会社なのかもしれません。日本でいえば、ブラック企業ですかね。

エアライン減給
一方、これは他のエアラインの措置ですが、ほとんどの便が欠航となり、仕事がなくなったものの、それでも多くのエアラインが給料を減らしながらも雇用を維持しようとしているのがわかります。

いずれにせよ、ノックエアの台所事情が大変なのもわかりますが、しかしやっぱりタイ人の間で不評なだけあって、できれば私もこのエアラインには乗りたくないですね。

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ゴルフをやって10万人の雇用を取り戻せ!

ゴルフ場再開
オンライン新聞、カーウソット(最新ニュース)に呼吸器科専門の医師が、ゴルフ場は安全であり、早く再開してタイ全土に238もあるゴルフコースでキャディ等の仕事を取り戻してやるべきだとのコメントをしていました。

"กอล์ฟเป็นกีฬากลางแจ้ง บ้านเราอากาศร้อน มีแสงแดด ความร้อนและแสงแดดฆ่าเชื้อโรคโควิด-19 ได้ดีมาก รังสียูวีในแสงอาทิตย์สามารถฆ่าเชื้อไวรัสโควิดที่อยู่บนพื้นผิวต่างๆใน 4 นาที และฆ่าเชื้อไวรัสที่ลอยออกมาจากลมหายใจใน 2 นาที นอกจากนี้ในสนามกอล์ฟมีลมตามธรรมชาติ อากาศถ่ายเทดี" นพ.มนูญ ระบุ

このマヌーン医師によれば、「ゴルフはアウトドアスポーツであり、特にタイには暑い気温と強い日差しがあり、これがコロナウイルスを殺すので感染リスクもほとんどない。しかも10万人もの人に仕事をもたらすというメリットがある。紫外線があたると、ものの表面に付着したウイルスであれば4分以内に、吐く息から出た空気中に浮遊するウイルスならわずか2分で死んでしまう。さらに、ゴルフ場には自然の風が吹いているので、ベンチレーションも問題ない」


"ตั้งแต่มีการระบาดของโรคโควิด-19 ในประเทศไทย ไม่มีข้อมูลใดๆ ว่าสนามกอล์ฟเป็นแหล่งแพร่เชื้อ และมีผู้ติดเชื้อจากสนามกอล์ฟ ถ้าสนามกอล์ฟเปิดได้ จะช่วยให้คนมีงานทำอีกมากมาย สนามกอล์ฟทั้งประเทศมี 238 สนาม ช่วยให้คนมีงานทำถึงแสนคน เป็นการช่วยประชาชนและเศรษฐกิจของประเทศ เห็นด้วยช่วงนี้ยังไม่ให้มีการจัดแข่งขันกอล์ฟ เพราะจะมีคนจำนวนมากมาร่วมงานหลังจบการแข่งขัน เมื่อเปิดสนาม นักกอล์ฟจะได้เดินออกกำลังกาย รับแสงแดด สุขภาพดีขึ้น ไม่เครียด พร้อมรับมือกับโรคโควิด-19" นพ.มนูญ ระบุ

「タイ国内でコロナウイルス感染拡大が始まって以来、ゴルフ場が感染ソースになったという報告は1つも出てないし、全国に238あるゴルフ場で働く10万人もの人々に仕事をもたらし、タイ経済の回復にも役立つ。それに、ゴルファーたちにとってもグリーンの上を歩き回ることは健康にいいし、精神的ストレスを和らげてもくれる」

アメリカNBACCの報告
もっともこれは、上のアメリカの研究調査機関、NBACCが研究結果を発表した、コロナウイルスは高温多湿に弱く、直射日光が当たると数分で死に絶えるというレポートを基にいっているのだろうと思うのですが、ヨーロッパの研究機関などは、このレポートには具体的な試験データが開示されておらず、疑問を示しているようです。

特にフランスの研究機関によれば、60度の熱にもコロナウイルスは生き延びたという報告をしていて、ちょっと矛盾します。

ただしこれには、不潔な環境であれば高温でもコロナは生き延びるが、清潔なところでは死に絶えるという条件が付いているようで、よく話がわかりません。もっとも、ゴルフ場は清潔な場所だと思うのですが…。

いずれにせよ、3密(密集、密閉、密接)を避けよというのであれば、ゴルフは屋外のスポーツなので自然の風が吹いて空気循環もよく、クラブを振り回すので少なくとも2メートル以上のソーシャルディスタンシングも取れているし、せいぜい4、5人でやるゲームであることから、この3密の問題はありません。

しかも、前回のブログでも書いたように、タイ国内ではノイローゼや収入がなくなったことでの生活苦による
ロックダウンスイサイドが続出しているのです。

そういう観点からも、ゴルファーのストレス発散によく、また、キャディーなどの雇用によって収入をもたらすゴルフ場の再開をできるだけ急いだほうがよいというこの先生の意見には賛成です。

私も家にばかりいるのはもううんざりしていて、BTSでわずか4駅先に歩いて行けるパブリックコースがあるので、そこで久しぶりにラウンドしたいものです。

ところで、明日のプラユット首相のロックダウンに対するアナウンスメントは、先ほどBreaking Newsで出た情報では、最低あと1ヵ月延長ということでほぼ決まりのようです。

それなら、せめてゴルフ場やゴルフ練習場は再開させて欲しいものです。それと、しまっておいたお酒もほとんど底をつき始めたので、できればお酒の販売も是非解禁でお願いしたいものですが…。

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タイでも続発するロックダウン・スイサイド

コロナ自殺
Investigating officers suspect the man was driven to kill himself after suffering stress during the pandemic and lockdown – a pattern seen in a string of suicide cases across the country.

昨日の朝、ラムカムヘーン地区にあるコンドミニアムの31階から40代の男性が飛び降り自殺したという記事が出ていました。

警察によると、ロックダウンによる精神的ストレスが原因となって、最近、タイ国内のあちこちで起こっている一連の自殺の1つであろうとのことです。

自殺未遂
自殺の理由には、精神的ストレスだけでなく、前回このブログで取り上げたイサーン地方の子供を抱えた母親が自殺した例や、このチェンマイのレストラン経営者のように、失業や収入減による生活苦、将来への不安といろいろあると思います。

こういった自殺が、最近タイ国内で続発しているということであり、まだ1カ月とはいえ、個人経営の小規模業者が多いタイの場合、ロックダウンの影響は日本以上に厳しいものがあります。

イギリスの例

そこで調べてみると、イギリスでも厳しいロックダウンにより自殺者が急増しているという、以下のTimes of Londonのコメントがありました。

「イングランドとウェールズは、1週間で 1万6,387人という記録的な死亡数となり、この時期の平均よりも6,000人死亡数が多かった。このイギリス国家統計局の数値は、2005年に英国で記録が開始されて以来、最大の週別死者数だが、多くは新型コロナウイルスによって死亡したのではないことが示されており、これらの死亡者のうちの約半数だけが新型コロナウイルスに起因した死だった。
 専門家たちは、新型コロナウイルス以外の死者数のあまりの増加にショックを受けており、ロックダウンが英国の人々の健康に意図しない結果をもたらしている可能性があることへの懸念を表明した」。

そういう意味では、日本がぎりぎりまでロックダウンを遅らせたこと、ヨーロッパのように厳しいロックダウンでなくタイやアメリカと同じ、もしくはそれより緩いソフトロックダウンであることは、間違ってはいないのかもしれません。

特にメンタルにデリケートな日本人は自殺が多い国民性ということもあり、厳しいロックダウンは精神的にストレスを与えるので危険です。


ところで、タイでは3月26日の非常事態宣言からちょうど今日で1カ月が経ちましたが、私も含め、自殺まではしなくても、ほとんどの人がもううんざりしていると思います。

そして、最近は1日の新規感染者も20人を下回ってきていることもあり、4月30日の政府のロックダウン解除を心待ちにしているところです。

ロックダウン解除
"The government has always had two things in mind. Keeping people healthy is the primary concern, and the secondary concern is to keep the economy running. The government must come up with measures to address these two issues, though it has to spend the money carefully so that it will not be in trouble in the future" Gen Prayut said.

しかしながら、「感染者が減ったからといってロックダウン解除の理由にはならない。国民の健康が最優先、そして次が経済活動。また、政府には予算もないので慎重な判断が必要」という昨日のプラユット首相のコメントを読む限り、少なくともバンコクで5月からのロックダウン解除はなさそうです。

ちなみに、政府の説明によると、感染者が1人出ることで国が負担する費用は100万バーツとのことで、すでに2,000人以上が感染した結果、20億バーツ(70億円)以上の費用がかかっていて、政府にはこれだけの予算がないこともあって、借金をしなければならないそうです。

まだこれからもロックダウンは続き、自殺者も増え続けるのかもしれませんが、何としても感染者を増やしたくない政府の台所事情もわかります。

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コロナの影響はこんなところにも!(その2)

餓死寸前の象2
ช้างกำลังอด! มูลนิธิอนุรักษ์ช้างฯ ขอรับบริจาคช่วยช้าง ได้รับผลกระทบโควิด
ขอความ ช่วยเหลือช้างกันด้วยครับ ตอนนี้ #มูลนิธิอนุรักษ์ช้างและสิ่งแวดล้อม มีผลกระทบอย่างหนัก จาก Covid-19 ทำให้ ไม่มีรายได้ ที่มาจากนักท่องเที่ยว มีช้าง 80 เชือก และสัตว์อื่น กำลังจะอดตาย ผมตรวจสอบแล้วที่นี่ รับดูแลช้างจากที่อื่น มีทั้งพิการและถูกใช้งานมาหนัก ซึ่งเป็นข่าวจริง
ขอท่านผู้มีจิตศัทธาช่วยบริจาค กันคนละเล็กละน้อย สมมุติถ้าคนละ 10 บาท ล้านคนก็ 10 ล้านบาทครับ 5 บาท 10 บาทอยู่กับเราก็ไม่รวยขึ้น ให้ไปก็ไม่จนลง แต่ถ้าหลายคนรวมกันเยอะ ๆ ก็มีค่า ช่วยเหลือ สังคมและผู้อื่นได้ครับ
ที่บัญชี กสิกร ถนนช้างคลาน เชียงใหม่ เลขที่ 407-2-33888- 5 ชื่อบัญชี มูลนิธิอนุรักษ์ช้างและสิ่งแวดล้อ
แชร์ แจ้งข่าวต่อไปกันไปเยอะ ๆ เลยครับ คนละไม้ละมือ ทุกชีวิตจะอยู่ได้ในสถานะการณ์นี้ และผ่านไปด้วยกันได้นะครับ
https://www.matichon.co.th/social/news_2141411
SaveElephantFoundation

訳:象たちが餓死しそうになっています! コロナの影響で飢餓寸前となってしまったこの象たちに寄付を。

象たちを助けて下さい。ここでもコロナの影響は甚大で、観光客が来なくなった結果、収入がなくなり、80頭の象とその他の動物たちが飢えに苦しんでいます。

実際に私も現場へ出向き、この目でその様子を見てきましたが、今は他に頼るあてもなく、できることもない状況です。

できるだけ多くの人からわずかでいいのでタンブン(寄付)をお願いします。100万人の人たちが10バーツずつ寄付するだけで1,000万バーツになるのです。普通の人たちにとって5バーツや10バーツの寄付は大した額ではありません。しかし、何百万人の人たちの寄付が集まれば助けになるのです。

もし寄付をしてもらえるのであれば、カシコン銀行のこの口座に振込んであげて下さい。

以上、この記者が実際に現地に行って見てきた記事ということですが、エレファントパークに来るお客のほとんどは、象が珍しい外国人観光客なのだろうと思います。

その外国人観光客がいなくなった今、なんとかタイ人の助け合いで象たちを飢餓から守ろうとしているわけですが…。

コロナの悲劇
ところで、エレファントパークのようなところもそうですが、コロナの影響で収入がなくなり、困っている地方の話も新聞を読んでいるとよく載っています。

今日もイサーン地方のマハサラカーム県というところで、6歳と生後6カ月の2人の子供を抱えた母親が、浴室で首をつって自殺したという暗い記事が載っていました。

所得格差が激しいタイですが、特に東北のイサーン地方は貧乏な人が多く、この母親は一人で道でヨーグルトを売って生計を立てていたらしいですが、コロナの影響で全く収入がなくなり、子供のミルクを買うお金もなく生活苦で自殺したということです。

タイには生活保護などという社会保障もなく、ここまで追い詰められたのだろうと思いますが、政府の「我々は誰も見捨てない」はずの支援も、この人には5,000バーツが届かなかったのでしょうね。

政府支援
そもそも、その申し込みがネットでやることになっているので、スマートフォンも持ってないような貧乏な人は申請も難しいらしく、こうやって洩れる人もいるのだろうと思います。本当に貧しい人たちは、スマートフォンの月次料金など払えないのです。

私も以前、イサーンに旅行した際、レンタカーを借りて普通の観光客が行かないようなムーバーンと呼ばれる小さな村々を訪れたことがありますが、本当に貧しい村が多く、これが話に聞いていたイサーンかと思ったものです。

さて、今日のニュースでは昨日の新規感染者は、タイ全体でわずか15人にまで減ってきたそうです。ここまでくれば、そろそろ非常事態宣言やロックダウンを解除していくべき時ではないかと思います。

プラユット首相は来週の火曜日、28日に決めるといっていますが、一部では確実を期すために6月まで解除を延期するべきという話も出ています。

しかし、象に限らず、国民も失業して困っている人達の限界が近づいている今、経済活動の再開は生命線です。厳しい規制はそろそろ緩めてもいいのではと思うのですが…。


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コロナの影響はこんなところにも!(その1)

餓死寸前の象1
タイはコロナ感染者数も次第に減り、いよいよ今月末でロックダウン解除が始まる見込みとなってほっとしているところです。

昨日時点での累計死者数は47人と他国に比べれば圧倒的に少ないし、累計感染者数も2,792人です。しかもその内、2,000人が既に回復したので、現時点では800人弱しか感染者がいなくなっていますが、昨日で感染者数が10,000人を超えてまだ増加中の日本とはかなり様子が違います。

そういう意味では、タイはコロナ封じに大成功しているのだと思うのですが、昨日、友人のタイ人がFBでこんな写真をシェアしてきました。

コロナの影響で外国人観光客が激減した結果、各地のエレファントパークが大きな打撃を受けているそうです。

観光産業といえば、
私などはエアラインやホテル、観光バスといったビジネスをすぐに思い浮かべるのですが、もっとローカルなところで、タイ観光人気の1つ、エレファントパークでこんな影響が出ていると知って、ここで書いてみることにしました。

今、タイのエレファントパークでは観光収入が途絶えたために、与える食料が買えなくなり、
この写真のように象たちはやせ衰えて餓死寸前にまで追い込まれているそうです。

日本なら象はちゃんとした経営母体が運営する動物園に居るのがほとんどだと思うし、数もせいぜい数百頭なので、食料がなくて餓死寸前などということはまずないと思います。

しかし、タイの場合、おそらく何千頭もの象が多くの経営基盤がぜい弱な民間が運営するエレファントパークで飼われていて、観光収入がなくなった途端、えさも買えずに干上がってしまうのです。

餓死寸前の象3
何トンもあるあんなでかい象が、これほど痩せこけてしまったのを見ると、可哀そうとしかいいようがありませんが、今さら野生に戻してやっても生きていけないわけですから、象園のスタッフはなすすべもない状況です。

私も以前、アユタヤやパタヤにあるエレファントパークに行ったことがありますが、象使いと一緒に背中に乗って歩き回った後、バナナを買って鼻先に持って行ってやると、当然皮などむかずに丸ごと何本でも食べるのです。

いくらタイはバナナの値段が安いといっても、大量に食べないとあの巨体を維持できないわけですから、それなりの飼育費がかかります。

外国人観光客
それが、昨年まで中国人を筆頭に年間4,000万人もの外国人観光客が来ていたのが、突然の空港と国境の閉鎖で誰も来なくなったのですから、小規模経営のエレファントパークはたちどころに収入が激減し、象たちもみるみるうちにやせ細っていくのです。

正直、来月からロックダウンが解除され、海外からの渡航が再開されたとしても、今後世界経済が大恐慌並みの不況に陥るといわれている今、数千万人もの観光客がすぐに戻ってくることなどまずありえません。

そうなれば、こういうエレファントパークの多くは閉鎖するしかなくなるし、この象たちの命もいくらも先がないのかも、と思ってしまいます。

では次回、この写真に添付されていた記事の内容を簡単に訳してみます。

次回に続く

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3カ月後に襲う世界的食糧難こそタイ経済復活の鍵(その2)

政府支援
ところで先日、我々は誰も見捨てない」の中で、タイ政府のスローガンである、"เราไม่ทิ้งกัน (ラオマイティンガン)"のことを紹介しました。

実はこれ、訳す時に主語が政府なのか、それともタイ人全体なのか迷ったので、とりあえず”我々”ということで、曖昧なままにしておいたものです。


その後、英字紙のThe Nationが「You will never be left behind.」と訳していたので、あなたは絶対に置き去りにされたりしない、というところは同じですが、これもやはり、誰が助けるのか主語がはっきりしませんでした。

しかし、先日、別の新聞で、"คนไทยไม่ทิ้งกัน コンタイマイティンガン)"、つまり、「我々タイ人は誰も見捨てたりしない」と書いていたので、主語は政府でなくタイ人であり、国民が一致団結して助け合おうというスローガンだとやっとわかりました。

それにしても、日本の場合、30万円だとか10万円だとか金額だけが先行し、それに対し野党がことあるごとに反対したりでさっぱり決まりませんが、その本来の目的をはっきりさせるためにも、まず最初にこういうスローガンがあるともう少し前に進むかもしれません。

食糧難はチャンス
さて、話を戻すと、政府は今、農業などの第一次産業に対しては6カ月間、計30,000バーツを援助することも検討しているそうです。

その理由は、1,328万世帯が農林水産業に従事するタイにとって、これらは国の基礎産業であり、コロナで苦しいこのときに支援しておいて、これからやってくる世界的な食糧危機で、農産品を輸出してタイ経済を回復させようというものです。

実は既に国連機関の
FAO(Food and Agriculture Organization)、WHO(World Health Organization)、そしてWTO(World Trade Organization)などが、これから3ヵ月は世界的な食糧危機がやってくる。しかも、自給自足ができていない国ほど厳しい食糧難に陥ると警告を出しているそうです。

それに対し、タイは世界12位の食糧輸出国であり、アジアでは中国に次いで2位と食糧危機は大きなビジネスチャンスとなるわけです。

農家の支援
しかも、コロナのダメージが大きい中国やアメリカなどの他の食料輸出国に比べて、タイの農林水産業はそれほど影響を受けていない(その代わり、観光立国でもあるタイは観光業界がボロボロ)ことから、食糧輸出で観光業界や製造業のダメージを和らげ、これからの経済回復の突破口にしようと、タイ政府は考えているわけです。

それもあって、タイ政府は"ラオマイティンガン
"の政策で、今は困っている農業や水産業に従事する人を6カ月間サポートし、やがて来るビジネスチャンスに備えようとしているとのことで、これを読んで私などは、なるほどと感心しました。

米価高騰

そして実は今、米の値段が高騰を始めていて、既に昨年比で2割以上値上りし、この10年間で最高値になったということです。さらに、これから食糧危機が深刻になるにつれて、もっと値上りすると予想されています。

ところで、
タイ語でチャウナーと呼ばれるイサーン(東北地方)などの農民は、これまでヤークジョン(貧乏人)とも呼ばれて、所得格差の大きいタイにあって、いつも社会の底辺で低所得に泣かされてきたわけです。

しかし、今年はコロナによる世界的食糧不足のおかげで、農産品や養殖のエビなどの1次産品が軒並み値上りし、今はまだ苦しいかもしれませんが、もう少しするとその輸出で久々に潤うことになりそうです。

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3カ月後に襲う世界的食糧難こそタイ経済復活の鍵(その1)

コロナ感染者数
3月26日に出されたタイの非常事態宣言とロックダウンから1カ月も経っていませんが、最近はコロナ感染者数も減少傾向にあり、うまくコントロールできているようです。

1月初め、世界で中国以外で最初に感染者を出したのがタイなのですが、今は上のグラフにあるように、現在の累積感染者数は50位と、欧米諸国に比べて圧倒的に少ない数です。

また、昨日の段階では、下の図にあるように、世界の累積感染者数で51番目と、さらに順位が下がってきています。陰性になった
治癒回復者数も1,593人と増加中で、あとはこの累積感染者数と治癒者数の間隔がゼロになれば、最終的に感染者がいなくなるわけです。

感染者速報1
もっとも、それはしばらく無理にしても、縮小傾向にあるということは、うまく感染がコントロールできているということであり、心配していたソンクラーンのお祭りで一挙に感染爆発するのではないかという危惧も薄れつつあります。

そして、一昨日、プラユット首相は4月最終週の状況を見て、徐々にロックダウンを解除していけるか決断すると発表しました。


ロックダウン解除
4月16日時点での累積感染者数は2,672人で、しかも昨日の新規感染者は29人(30人との報告もある)と、道を歩いていて交通事故に会う確率の方が高いくらいの状態になってきたわけで、確かに5月から規制緩和が始まりそうです。

そこで注目されるのは、これから確実にやってくるコロナによる世界的な経済不況に対し、各国政府がどんな対策を練っていくかですが、実はタイ政府が不況脱却の戦略として考えていることが、非常に興味深いのです。

これはまさに"災い転じて福となす"の戦略であり、今回のコロナでタイは中国以外で最初に感染者を出したものの、ピークを脱したと思われる今になってみると、他の国に比べれば感染者も少なく、ロックダウンの期間も短くて失業の問題や経済的影響も小さいという、大きな強みがあるわけです。

一方、まだまだコロナと戦っている欧米先進国の場合、今後の経済立て直しのことを考えている余裕はありません。

それどころか、このままでは、あと3カ月もすると世界は食料危機になると、多くの国際機関が指摘するようになっていて、実は世界屈指の農産物の輸出国でもあるタイにとって、これこそ経済不況脱却のまたとないチャンスが巡ってきているというのです。

次回に続く


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我々は誰も見捨てない

corona6

今朝の経済紙、タイの日経新聞ともいえるグルンテープトゥーラギットに載った記事です。


最近話題になっていた、コロナで収入が減った人たちを助けるために、政府が5,000バーツ/月の支援金を出すという件ですが、今朝から早速タイ南部のソンクラー県住民に届き始めたようです。

当初政府は、審査をパスした人にまず通知がいくといっていたらしく、その通知が届かなかった住民たちは、審査に落ちたのだろうと諦めていたところに、今朝、支援金が振り込まれてきたのを知り、喜んでいるというニュースです。

この政府支援は、コロナ被害を受けて売上が激減した中小商店や農民などの、生活に困っている人たちを助けるというのが目的です。

日本では30万円の支援金とかで、随分大盤振る舞いの話になっていますが、それに比べればタイは月額たったの5,000バーツ(約17,000円)の小さなお金です。

しかし、タイの場合、蓄えのない人が多く、これらの人たちにとって、わずか5,000バーツでも生活する上ですぐにでも必要なお金であり、何よりスピードが重要なことから、受け取った人達は本当に助かっているということです。

支援金を受け取ったある人は、この2カ月間、売上がほとんどゼロで、生活にも貧窮していたそうです。また、ある人は、何の審査結果も届いてなかったものの、銀行から「5,000バーツの入金あり」のSMSメッセージが届いた瞬間、当てにしていた政府からの支援金に違いないと思ったそうです。

誰も見捨てない

ところでこれは、今回の政府のスローガン、'เราไม่ทิ้งกัน'(我々は誰も見捨てない)、の政策 に沿って支援されているものです。

こんなことをいうと不謹慎かもしれませんが、タイ政府のやり方にはどこかちょっとロマンを感じますよね。日本ではこんなことはいわないでしょうから…。

それに、通知等の事務作業で遅れが出る前に一刻も速く支援を始めるというスピード感は、トップダウンの軍事政権だからこそできるのかもしれません。

もっとも、緊急事態でもあり、ひょっとするとちゃんと審査なんかしてないのかもしれませんが、いずれにせよ、素晴らしい判断だと思います。

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'เราไม่ทิ้งกัน' ชาวสงขลาเฮ รับเยียวยา 5,000 บาท
ประชาชนดีใจ ตื่นขึ้นมามีเงินเข้าในบัญชี 5,000 บาท ไม่คิดว่าจะผ่านการคัดเลือก จะนำเงินที่ได้ไปใช้จ่ายรายวัน
ผู้สื่อข่าวรายงานจากจังหวัดสงขลา ประชาชนหลายคนเริ่มได้รับการโอนเงินเยียวยาผู้ที่ได้รับผลกระทบจากโควิด-19 หรือ เราไม่ทิ้งกัน ตามนโนบายของรัฐบาล จำนวน 5,000 บาท เช่น หญิงสาวอายุ44 ปี ซึ่งเป็นผู้ประกอบการร้านเครื่องเสียงในอ.หาดใหญ่
และเป็นหนึ่งในผู้ที่ผ่านการคัดเลือกให้ได้รับเงิน 5,000 บาท โดยมีการโอนเงินเข้าบัญชีพร้อมเพย์ของธนาคารไทยพาณิชย์เมื่อเวลา 02.21 น. และมาเห็นข้อความเงินเข้าในตอนเช้า
หญิงสาวคนนี้บอกว่า ทีแรกก็ไม่แน่ใจว่าเป็นเงินเยียวยาโควิด19 หรือไม่ เพราะตามข่าวบอกว่าจะมีข้อความส่งมาให้ก่อนว่าผ่านหรือไม่ผ่าน แต่อยู่ๆก็มีเงินเข้ามาทันที โดยระบุในข้อความว่าเงินโอน/เงินเดือนละ 5,000 บาท ซึ่งน่าจะเป็นเยียวยาจากโควิด19
โดยได้ลงทะเบียนในประเภทของผู้ประกอบการเพราะได้รับความเดือดร้อนอย่างหนักจากโควิด19 โดยเช่าบ้านเปิดร้านเครื่องเสียงและซ่อมรถยนต์เล็กๆกับสามี แต่ละวันแทบไม่มีลูกค้าแม้แต่รายเดียวในช่วงเกือบ 2 เดือนที่ผ่านมา เงิน 5,000 บาท ที่ได้จะนำไปเป็นค่าใช้จ่ายรายวันและขอบคุณรัฐบาลที่ให้การช่วยเหลือ

感染者38人に減少、タイはコロナを封じ込められたのか?

corona 5

今日、安倍首相が緊急事態宣言を出す予定です。


一方、タイでは今朝、昨日の感染者は38人まで減ってきたという報告が出ました。

3月26日の非常事態宣言と、それに伴うバンコクのロックダウンからわずか12日、予想外の展開です。

これで、入院者多数による医療崩壊も起こさず、コロナ感染拡大を食い止めることができたと安心するのは、まだちょっと早いと思いますが、くしくも今日、日本がぎりぎりまで粘って、とうとう緊急事態宣言を出すわけで、早々と非常事態宣言を出して感染拡大を阻止しようとしたタイとの対比が将来できるかもしれません。

正直なところ、これまで粘って普通に経済活動を続けてきた日本と、早くから外国人の入国規制やデパート、
映画館などの人が多く集まるところを閉鎖したことによるタイ経済への影響を考えると、今のところ、どちらが正しかったのかはまだわかりません。

ただ、これからかなり強烈で世界的なリセッションがくるのはほぼ間違いないと、私は考えています。

ところで、コロナは免疫力の弱い高年齢者に感染しやすいといわれているのですが、タイの統計を見る限り、感染者の平均年齢が35歳と、年齢はあまり関係ないようです。

従って、日本でも最近、予想外に若者の感染者が増えているというような記述を見かけるのですが、タイの事例を見る限り、30代40代の人でも油断してカラオケとかで遊んでいると、感染してしまうことになるかもしれません。自己責任とかいって、あまり軽く見ない方がよさそうです。

ところで、バンコクの不動産市場のことをこのブログで書いている私としては、今、ここでコロナ感染が阻止できて、近い将来にタイで普通の生活が取り戻せるかどうかは、これからの不動産マーケットにも大きな影響与える重大なことだと思っています。

是非、これが本当にコロナ制圧成功の兆候であればいいと思っている次第です。

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感染拡大阻止には法的拘束力を!(エピローグ)

agora
先日、「感染拡大阻止には法的拘束力を!」で書いたブログ記事が日本の言論サイトである「アゴラ」にも載りました。

このサイトのことはあまり知らないし、これからも政治的なことに首を突っ込むつもりもないのですが、そもそもブログでこのコラムを書こうと思ったきっかけは、先週、埼玉スーパーアリーナで開かれたK1の試合で、会場に来た観客が、コロナ感染は「自己責任」だから問題ないようなことをいっている記事を読んで、それは違うだろうと思ったことに始まります。

20代、30代の若い人にしてみれば、コロナなんてほっとけば治るただの風邪みたいなものかもしれません。しかし、視点を変えて、自分の年老いた両親、もしくは祖父母のことを思えば、ちょっとは考えが変わると思います。

確かに、自分が感染するのは自己責任です。しかし、周囲の多くの人、特に高齢者や基礎疾患のある社会的弱者ともいえる人達に感染させると、重症化させてしまうというのがコロナの厄介なところです。

その点、タイのプラユット首相が早々と非常事態宣言を出し、法的拘束力を持ってコロナ蔓延阻止に取り組み始めたことには大賛成です。

一方、安倍首相は、学校閉鎖はさっさと決めたのに、
日本の経済界が受けるダメージに配慮しているのだろうと思いますが、感染者が2,000人になろうとしている今でも、「緊急事態宣言」の発令を逡巡しています。

私と違う意見の人も多くいるとは思いますが、日本ももうこの辺が限界だと思うし、一刻も速く法的拘束力を持ってコロナ感染拡大阻止に取り組むべきだと思っています。

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感染拡大阻止には法的拘束力を!

コロナ15
毎日、あまり外に出ないようにしているので、時間を持て余していることもあり、このところコロナに関する現地の記事をよく読んでいます。

一方、不動産市場の動きはほとんど止まっているので、大して書くこともないことから、むしろこのコロナのブログ記事をほぼ毎日一つ書いています。

さて、今日からいよいよ「非常事態宣言」が発令され、プラユット首相をトップとするCRES(非常事態対策本部)が特別法の下、コロナウイルスの感染拡大阻止に取り組みます。

しかし、つい数週間前まで、タイでは感染者が100人以下と比較的少なく、日本より安全な国と思われていたのです。

それがここにきて、一挙に感染者が増え、今日にも1,000人を超えようとしています。

そのきっかけの1つとなったのが、3月6日にバンコクのルンピニ・ムエタイスタジアムで開催されたタイ式ボクシング会場での集団感染でした。この時の感染者だけで130人近くに上り、これが一挙にバンコク都内に拡散し、パンデミックとなって連日感染者が増え続けることになったわけです。

そこで、今になってわかってきて批判されているのが、実は同試合の2日前である3月4日、タイ観光スポーツ省ムエタイスポーツ委員会が、コロナ感染防止のために試合を延期するようにとの緊急書状を開催者に出していたにもかかわらず、試合が開催されたということです。

そしてその結果、スタジアムに集まった2,500人の観衆のどよめきの中、コロナウイルスが集団感染していったわけです。

このタイ語の新聞記事を読むと、同書状が出たのが試合開催のわずか2日前であったこと、ドタキャンすれば損害賠償で訴えられるリスクがあったこと等、開催者側にもいくつかの事情はあったようで、結局、試合は開催され、集団感染が起こり、そして今日の「非常事態宣言」につながったわけです。

ではなぜ、当局が緊急書状で開催中止を要請したのに、このムエタイの試合を止められなかったのかというと、実は法的拘束力がなかったからです。

コロナ16
私も実際にこの書状を読みましたが、そもそも表題が「
ขอความร่วมมือ」では法的拘束力がないように思えます。

すなわち、これはただの協力依頼、協力要請であり、最終的には開催者側に決定権があるように読めるのです。

しかし、開催者側の事情も分かりますが、会場に来た観客がコロナに集団感染し、最終的に身近な高齢者にまでうつしてしまうというリスクについても考えるべきでした。

さて、本日、この宣言を出すことで、特別法の下、プラユット首相には強力な法的権限が与えられました。特に、もともとが軍事政権であることから簡単に軍隊を動かせるので、命令に反してイベントを開くようなことがあれば、直ちに軍隊を派遣し叩き潰すことができるわけです。もっとも、それに逆らってでもイベントをやろうとする人は、多分、もういないと思いますが…。

コロナ17
ところで、これは日本で数日前、埼玉スーパーアリーナで開催されたK1イベントと状況がほとんど同じです。

試合開催に対して埼玉県が再三にわたりイベントの自粛を要請していたにも関わらず、開催者側はそれを無視しイベントを開いたわけで、今、集団感染が危惧されています。

日本はどこか自由ボケしていて、なんでも反対したり要請に従わなかったりするのが当然の権利と思っている人が多いのかもしれませんが、しかしその結果、間接的に全く関係のない人達にも感染させ、その生命を奪ったりすることになるリスクのことを考えると、今回の場合は「自己責任」の問題などではなく、法律による強権行使が必要だろうと思うのです。

調べてみると、日本の総理大臣にも疫病対策等として「新型インフルエンザ等緊急事態宣言」の発令が認められているようです。今回のタイの事例を教訓にして、時期既に遅しとなる前に法的拘束力や強制力を行使して、一刻も速くパンデミックを阻止する行動をとるべきだ思います。

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แฉ กกท. ส่งหนังสือถึงลุมพินี ขอให้เลื่อนจัดมวยศึกใหญ่ แต่ไม่เป็นผล ทำโควิด-19 ลามหนัก

หลังศึกใหญ่ ลุมพินีแชมป์เปี้ยนเกียรติเพชร ที่สนามมวยลุมพินี เมื่อวันที่ 6 มี.ค. ปรากฎว่ามีพิธีกร เซียนมวย แม้แต่นายสนามมวย ติดไวรัสโควิด-19 กันเป็นจำนวนมาก และทำให้เชื้อแพร่ระบาดไปหลายพื้นที่ของประเทศไทย จนทำให้มีเสียงวิพากษ์วิจารณ์ตามมา ถึงการจัดมวยนัดดังกล่าว เนื่องจากอยู่ในช่วงที่เชื้อไวรัสโควิด-19 กำลังแพร่ระบาด

ต่อมามีการเผยแพร่เอกสารของ สำนักงานคณะกรรมการกีฬามวย การกีฬาแห่งประเทศไทย ที่ทำหนังสือด่วนที่สุดถึง นายสนามมวยลุมพินี เมื่อวันที่ 4 มี.ค. ใจความระบุว่า ขอให้เลื่อนการจัดกิจกรรมที่มีการรวมตัวของประชาชนจำนวนมาก และอาจมีความเสี่ยงต่อการแพร่ระบาดของโรคโดยไม่จำเป็น ตามมติครม.วันที่ 3 มี.ค.63 ในวาระสำคัญถึงมาตรการป้องกันไวรัสโควิด-19 พร้อมระบุว่าด้วยว่า ขอความร่วมมือผู้ประกอบการสนามมวย นายสนามมวย พิจารณาให้ความร่วมมือตามคำสั่งดังกล่าวอย่างเคร่งครัด

ด้าน นายวิบูณ จำปาเงิน ผู้อำนวยการสำนักงานคณะกรรมการกีฬามวย การกีฬาแห่งประเทศไทย ในฐานะนายทะเบียนเปิดเผยว่า ทางการกีฬาแห่งประเทศไทย ได้ทำหนังสือขอความร่วมมือสนามมวยทั่วประเทศ ตั้งแต่วันที่ 4 มี.ค.ให้จัดการแข่งขันในระบบปิด ซึ่งในส่วนของสนามทั่วไป ทาง กกท. มีอำนาจในการดำเนินการ และที่ผ่านมาก็ถูกร้องเรียนจากผู้ประกอบการมากมาย บางรายจะดำเนินการฟ้องร้อง

明日、「非常事態宣言」発令

コロナ14

昨日、プラユット首相が3月26日を持って「国家の非常事態」とする旨の宣言を出しました。


私の知るところでは、2010年にアピシット首相が赤シャツ内乱に対して出したもの、そして、2014年にインラック首相がス・テープ率いる反政府運動に対して出したものに続いて3回目です。

なんかタイはしょっちゅう「非常事態」になっているように見えるかもしれませんが、過去2回が政治的動乱を制圧するものであったのに対し、今回は国民全体の生命のためにコロナ感染を抑えようとするもので、対立する反対勢力もおらず、根本的に性格が違っています。

そして、3月26日より、政府各省庁の権限をプラユット首相率いる非常事態センター(CRES)に集中させ、国家を挙げてコロナ感染拡大を阻止しようとするものですが、軍隊を傘下に収めるプラユット首相には強力な実行力がありそうで、この記事の写真のように、タイのマスコミも首相の手腕に期待しているように思えます。

ちなみに、安倍首相が学校の一斉休校を決めた時に、野党や都道府県知事、校長などがここぞとばかりに狭い了見の勝手な反対意見をいっていましたが、少なくともバンコクでは今のところ、そんな声は聞こえてこないようです。


また、日本では格闘技K1のイベントが埼玉県の中止要請を無視して行われ、集団感染が起こった可能性があるとのニュースが出ていますが、今回の「非常事態宣言」により、一部の連中に自分勝手なことをさせない強制力を持って対応してもらいたいものです。

ところで、この「非常事態宣言」が出されると、我々外国人にとってどんな影響や拘束力が出てくるのかが気になるところですが、原則として以下の6つのアイアンルール(鉄則)が強制されることになるようです。

1. ห้ามมิให้บุคคลใดออกนอกเคหสถานภายในระยะเวลาที่กำหนด เว้นแต่จะได้รับอนุญาตจากเจ้าหน้าที่ หรือได้รับยกเว้น
         
2. ห้ามมิให้มีการชุมนุมหรือมั่วสุมกัน ณ ที่ใด ๆ หรือกระทำการใดอันเป็นการยุยงให้เกิดความไม่สงบเรียบร้อย   
     
3. ห้ามการเสนอข่าว การจำหน่าย หรือทำให้แพร่หลายซึ่งหนังสือ สิ่งพิมพ์ หรือสื่ออื่นใดที่มีข้อความอันอาจทำให้ประชาชนเกิดความหวาดกลัว เจตนาบิดเบือนข้อมูลข่าวสาร      
   
4. ห้ามการใช้เส้นทางคมนาคมหรือการใช้ยานพาหนะ หรือกำหนดเงื่อนไขการใช้เส้นทางคมนาคม      
    
5. ห้ามการใช้อาคาร หรือเข้าไปหรืออยู่ในสถานที่ใด ๆ    
      
6. ให้อพยพประชาชนออกจากพื้นที่ที่กำหนดเพื่อความปลอดภัยของประชาชน หรือห้ามผู้ใดเข้าไปในพื้นที่ที่กำหนด

この中で我々に直接的に関係がありそうなのが、1の指定された時間帯での外出禁止、4の交通機関を使っての移動の禁止というところだと思いますが、広義でとらえると、我々日本人は日本に帰れないということではないかと心配になったりもするのですが…。

そうであれば、もしどうしても日本に帰る用があるのであれば、今日中に帰国便に乗るしかないことになりますが、それは難しいでしょうね。

それに、昨日、このブログで日本のナショナル・フラッグキャリアであるJALとANAには日・タイ間の便をなんとか飛ばし続けて欲しいと書いたところなのですが、昨夜の日本大使館からの連絡ではどうやら欠航が始まるようです。

次第にコロナウイルスが身近なものになり、タイに居ることにちょっと身の危険を感じるようになってきましたが、とはいっても今さらどうしようもないし、赤シャツの時のようにセントラルワールドが放火されて焼け落ちたりするような内乱状態が続くのでもないので、何かと生活面では不便ではあるものの、じっと家に居れば大丈夫なのかなとも思います。

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タイでハッピーリタイアメントはもう夢か?(その3)

超円高
もっとも、我々日本人にとっては、2012年前後にこれより凄い超円高バーツ安の時期があったのですが…。

その頃、スーパーリッチなどの市中為替交換業者に1万円を持って行けば、4,100バーツに交換してもらえたのを覚えている人も多いと思います。

当時、私もタイに住み始めて間もない頃だったのですが、巷でいわれていたのが、タイは日本の3分の1の生活費で暮らせる、ということでした。

しかし、バンコクの場合、それはややオーバーながら、少なくとも東京の半分以下の生活費で暮らしていけるというのが、私の実感でした。

その後、このグラフでわかるように、2016年にバーツ安となったものの、それ以降、ほぼ3年間、日本円だけでなく世界の主要通貨に対するバーツ高のトレンドが続いています。

そして、もしこの状況が今後も続くとしたら、欧米人だけでなく我々日本人にとっても、タイはもうハッピーリタイアメントライフとはあまり縁がない国になってしまうはずです。


しかし、いくら貿易黒字と観光収入が魅力といっても、それが今、バーツ高のためにじりじりと減りつつあるわけで、今後、さらにタイバーツ高が続くというよりも、むしろ米ドルを含めた主要通貨に対するバーツ下落が遠からず始まるのではないかと思っています。

もっとも、バーツ下落はまだ1、2年先のことかもしれず、いずれにせよ、バンコクでの不動産投資のタイミングとしては難しい時期なので、新規の投資に関しては、今は様子見が得策だという考えには変わりないのですが…。

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タイでハッピーリタイアメントはもう夢か?(その2)

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タイバーツがこれだけ買われる理由は、今も続く貿易黒字と600億ドルを超える巨額の観光収入にある。

ブルームバーグの記録によれば、2019年だけでタイバーツは米ドルに対し6%以上も高くなり、アジア各国の中で最もパフォーマンスの良かった通貨である。

また、みずほ銀行の通貨トレーダーによれば、タイバーツは今後も強い通貨であり続けるだけでなく、他国企業が米国による中国製品に対する関税を回避するために、タイに工場を移転するようなことが起これば、さらにバーツ高が進む可能性もあるとのこと。

40年前、デンマークからパタヤに移住してきたニールズ・コロフによれば、パタヤの欧米人年金生活者たちの一部は、このバーツ高に対し、既に行動を起こしつつあるとのことである。

すなわち、ベトナム、カンボジア、そしてフィリピンへと移住していくエクスパットが増えつつあり、今も数千人のエクスパットが海外移住を検討している。

また、20年前にオーストリアから移住してきたクリスティアン・フォースターいわく、パタヤに住み続ける年金生活者にとって、これからは生活費を切り詰め、生活スタイルを変えて質素に暮らしていかなければならないという一大転期にきている、とのこと。

しかし同時に、タイでの生活費は今のところ、まだアメリカやヨーロッパ等の先進国よりは割安感があることから、これからもタイはリタイア後の移住候補地の1つではあり続けるであろう。

ところで、最初に登場したブライアン・マクシーの話に戻すと、彼が現在受け取っている月額1,000ポンド(約13万円)の年金では、既にリタイアメントビザ更新の要件を満たすことができなくなっていて、今はタイの銀行に80万バーツ(22,000ポンド)の預金をしなければならない。

それでも、彼自身はパタヤを離れるつもりはないものの、80万バーツもの大金を銀行口座で眠らせておかなければならないというのは負担が大きい、とのことである。

以上が、バンコクポストの記事ですが、ここに添付したのが、今日時点の米ドルとタイバーツの交換レートの推移です。これを見ると、2015年後半から2016年末まで1年半続いたタイバーツ安の間に、香港、シンガポール等の外国人投資家が、一挙にタイで不動産投資を始めた理由がわかります。

次回に続く
 

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タイでハッピーリタイアメントはもう夢か?(その1)

Thai Baht

バンコクポストで、最近の急速なタイバーツ高のせいで生活費が上昇したため、欧米人の間でも、タイは住みにくい国になったという記事が出ていました。

これについては、最近私も実感しているので、「今は「入口」ではなく「出口」を目指すとき」や「タイバーツ独歩高、バンコクに住むエクスパットの反応」でも既に書いたのですが、不動産投資とも間接的に関係する興味深い内容なので、これも紹介してみることにします。

たとえば、2016年のバーツ安の頃に、タイは生活費が安いからと、定年退職後のハッピーリタイアメントライフを過ごすためにやってきた人の間でも、自己居住用不動産を購入した人の場合、当時の交換レートでまとまった資金を日本円からタイバーツに交換して送金しているはずなので、今は2割前後の為替差益が出ていることになります。

一方、賃貸で過ごしてきた人にとっては、1バーツが3円50銭以上という今の為替レートでは、家賃も含めると馬鹿にならない生活費となってしまい、もうハッピーリタイアメントどころではない状況になっているのかもしれません。

しかし、輸出が減り、観光収入も減り、経済全体が低迷しつつある中、どうしてタイバーツだけが世界の主要通貨に対して独歩高を続けているのか、私を含めて不思議に思う人が多いはずですが、その理由についてもこの記事は書いてあります。

さて、下の記事は定年後のリタイアメントを過ごすためにタイにやってきたイギリス人の話で始まりますが、興味深いので全訳してみることにします。

題:タイバーツ高がハッピーリタイアメントライフの夢を打ち砕く

イギリス人のブライアン・マクシ―は、UKポンドで受け取る年金で十分余裕のあるリタイアメントライフが過ごせると信じてタイに移住してきたのだが、今のタイバーツ高により、最近はリタイアメントビザ取得のための財務要件を満たすのが難しくなってきているのを実感している。

彼はかつて航空機のエンジニアであったが、20年前に55歳で移住してきたころには、タウンハウス、ピックアップトラック、オートバイといったものを安く買うことができた。当時、1ポンドは60バーツの価値があったからである。しかし、今は38バーツにしかならない。

その頃、彼が住むパタヤでは、物価が安く生活しやすい場所として、主にヨーロッパの定年退職者に人気があったのだが、もう今はそんなことはない。

これは急速なバーツ高が、タイで過ごす外国人達に与えている影響の一つの例であるが、実はタイバーツは、この5年間で米ドルに対し、世界で最も強くなった通貨のベスト5に入っているのである。そして、これがタイの輸出競争力を低下させ、2014年以来最低の経済成長に引き下ろしてしまっている。


昨年、タイ政府は8万件のリタイアメントビザを発給したが、それでも2014年から30%の増加となった。このビザを取るためには、外国人はタイ国内の銀行に80万バーツを預金するか、65,000バーツ/月の年金収入、もしくは、年金収入と預金の合計が80万バーツなければならないという決まりになっている。

タイの移民局によれば、2018年、イギリス人がリタイアメントビザの取得数で最多数を占めていて、それに続いてアメリカ人、ドイツ人、中国人、スイス人と続いたが、彼らはいずれも、安い生活費と太陽に満ちたリタイアメント生活を夢に描いてタイにやってきたのである。

ところで、1997年に起こったアジア通貨危機当時、叩き売られたタイバーツであるが、今は世界中の投資家から、魅力ある安全な通貨と目せられるようになっている。

次回に続く

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藤澤愼二 ฟุจิซาวะ ชินจิ

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